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2022130日放送

アンテケラのドルメン遺跡 〜 アンダルシア 6000年前の巨石神殿

放送内容

スペイン南部アンダルシア州の町アンテケラ。ここには6000年以上も前から人の暮らしがある。世界遺産に登録されたのは、古代人が崇めた2つの聖なる山と、ドルメンと呼ばれる巨石建造物の3つだ。太古の昔、地中海伝いに移動してきた人々がアンテケラの地に定住し、農耕を始めるようになった。神殿や墳墓などの巨石建造物は、そんな彼らの生活スタイルに関係するものだ。謎に満ちた古代遺跡を巡る。

古代人が暮らした奇岩の山

古代人が最初に暮らしたのは標高1336mの山、エル・トルカル。広大な山頂には、10m級の岩の塔や、薄い板を重ねたような奇岩が無数にある。この景観はすべて自然が造りあげたものだ。

写真:放送内容

奇岩の聖地

巨石で築かれたドルメンの中には神殿や墳墓などがあるが、興味深いのはドルメンの入り口が奇岩の山の方角に向けられていることだ。エル・トルカルだけでなく、平野に突き出した高さ300mの岩山も世界遺産。

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835トンの巨石神殿

エジプトのギザのピラミッドよりも古い6000年前、巨石神殿メンガは築かれた。高さ2mをくだらない巨石を33個組み合わせている。総重量は推定で835トン。この神殿では年に一時期だけ起きる現象がある。

写真:放送内容

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