放送アーカイブ

2021620日放送

リドー運河 〜 北米で最古 カナダのリドー運河

放送内容

リドー運河はカナダの首都オタワとオンタリオ湖に臨む街キングストンを結ぶ全長202kmの水の道。作られてから190年ほど経った今も現役の北米最古の運河で、当時のままの姿を残す。今でも水門の開閉は全て人力。8段のオタワロックを超えしばらく運河を行くとリドー川に合流、そこからは自然の川と湖が運河となり進むことになる。自然の川と大小いくつもの湖を繋いで作った運河はたった6年で完成した。

船が25m上昇

オタワの名所国会議事堂の横にあるオタワロックは、オタワ川と運河にある25mの高低差を8つのロックを使い船を行き来させる仕組み。手動でウィンチを巻き上げ水門を操作、およそ1時間半かけて船はオタワロックを超え、運河を進むことに。

写真:放送内容

自然を生かした202kmの大運河

オタワ郊外で運河はリドー運河に合流する。ここから先は自然の川を進む。リドー運河は自然の川や湖を繋いで作られた水の道で、新たに掘った部分は全部で19kmほどしかない。そのためわずか6年で完成した。

写真:放送内容

190年間現役 運河の秘密

190年前に作られた運河は昔のままの姿を残している。運河には手動で回転させる橋がかかっている。そしてロックの水門の開閉も今でも手動。水門は木で作られ、今でも建設当時と同じ設計図でおよそ20年毎に作り替えられる。支える人々が大切に守ってきた。

写真:放送内容

運河が変身 世界最長のスケートリンク

日本の稚内とほぼ同じ緯度にあるオタワは冬あらゆるものが凍りつく。運河も凍りつき、厚さが25cmになるとスケートリンクとして解放される。全長7.8kmでギネスにも登録されている。通勤通学に使う市民も少なくない。

写真:放送内容

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