放送内容
今回は、スペイン中部ラマンチャ地方にある、不思議な形をした町、クエンカ。2つの崖に挟まれた細長い地形にひしめくように家々が立ち並ぶことから「空中都市」とも言われている。崖っぷちのギリギリにまで、背の高い建物が並ぶ景観は、今から500年前に完成したものだ。クエンカの崖の下を流れるのは、エメラルド色の川。世界的にもユニークな形をした美しい町の魅力をたっぷりとお届けする。
断崖の上の細長い町
クエンカの旧市街は、2つの大渓谷に挟まれている。町の幅は一番狭いところで70mほどしかない。町にかかる橋は高さ60m。渓谷を渡る入り口だ。とてもユニークな街の構造を空撮映像で解明する。
奇岩が生んだ空中都市
クエンカの町を支えるのは石灰岩の断崖だ。町の崖下を流れるエメラルドの川を上流へ遡ると、不思議な形をした岩がいくつも並んでいる。今にも倒れそうな、高さ11mの岩など…クエンカの地形が生まれた背景に迫る。
500年前の高層ビル群
最盛期の16世紀、クエンカの人口は約1万5000人にも及んだ。小さな町に人が集中したため、とてもユニークな「高層ビル群」が誕生した。それらの建物には今でも人が住んでいるというから驚きだ。