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2020111日放送

ハルシュタットの文化的景観 〜 3000年!世界一美しい湖畔の町

放送内容

今回はアルプスの絶景。「世界一美しい湖畔の町」と称されるハルシュタットだ。オーストリア・ザルツカンマーグート地方の奥地、標高500mほどの湖のほとりに位置ずる。わずかな土地で暮らすのは約900人。それでも3000年も前からの歴史を誇っている。雄大な山々に抱かれる、小さく、そして静かな町。長年守り続けられてきた暮らしの風景を、美しい映像でお届けする。

氷河が作った断崖の町

湖畔の断崖に、へばりつくようにハルシュタットはある。狭い土地を有効利用するように建物の多くは3〜4階建て。この町のユニークな地形を生んだのは、背後に迫るアルプス・ダッハシュタイン連峰の氷河だった。

写真:放送内容

アルプスに白い黄金

ハルシュタットのあるザルツカンマーグート地方。その名は「塩の宝庫」を意味ずる。岩塩が採れたことで3000年もの間、栄えてきた。塩は金にも等しい価値があり「白い黄金」と呼ばれてきたのだ。

写真:放送内容

40km!塩のパイプライン

岩塩を運ぶのに、小舟で40kmの急流を下っていたハルシュタットの人々。400年前、画期的な方法が編み出される。それは、現在でも同じルートを使う、塩のための木製パイプラインだった。

写真:放送内容

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