放送内容
アフリカ・ボツワナ、記念すべき1000件目に登録された世界遺産が「オカバンゴ・デルタ」です。乾季のカラハリ砂漠に現れるアフリカ最大級の湿地。広さはなんと日本の四国ほどにもなります。そこには周辺から多くの動物が集まり、「カラハリの宝石」と呼ばれるほど。乾いた大地が水で満たされることで、大地に草が生え草食動物がやってくるのです。するとそれを狙う肉食動物も集まる。大湿地に命の鎖がつながっていました。
湿地の網目模様
上空から湿地を見ると入り組んだ網目模様がありました。湿地にいたのはカバやゾウ。実は彼らが新鮮な草を求めて移動を繰り返して作ったのが網目模様だったのです。
乾季に現れる大湿地
乾季に現れる不思議な湿地オカバンゴ・デルタ。その理由は800kmも離れた高原に降った雨が3か月かけてデルタに到達、さらに数か月かかって湿地に広がるからでした。
水を歩くライオン
湿地に集まる草食動物を狙ってライオンが集まります。中には、水が苦手と言われるライオンが水の中を平然と歩く姿も。撮影隊はそのライオンの姿をとらえました。
川の恵み
オカバンゴ・デルタに流れてくる川はすべての源。川が栄養豊かな水と土砂を運び、小魚が繁殖、それを狙うナマズや鳥が集まるのです。