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2019519日放送

世界初! スペインのゴンドラ橋〜ビスカヤ橋(スペイン)

放送内容

スペイン北部・中核都市ビルバオ郊外の港町。川の河口付近にある「ビスカヤ橋」は、世界で初めて作られた「運搬橋」というタイプの建築。この橋は、人が歩くのではなく、高さ45m・ビル15階建てほどの高さの橋げたから“鉄のワイヤーで吊るされたゴンドラ”に人も車も乗って移動します。126年前に作られ今も市民に使われ・愛され続けているこの奇妙な橋は一体なぜ誕生したのか?19世紀の他の傑作建築と共に、謎に迫ります。

宙吊り!片道2分の空中散歩

歩いて渡るのではなく、ゴンドラに乗って渡る奇妙な橋。川幅164mをおよそ2分。人は片道0.45ユーロ(約60円)、乗用車は1.6ユーロ(約200円)の運賃が。朝夕は通勤の地元住民、昼間は観光客で賑わう橋を、開通初期の映像も交えながらご紹介。

写真:放送内容

斬新!常識を打ち破るアイデア

なぜ普通の橋ではダメだったのか?19世紀〜20世紀の産業革命時、上流のビルバオ周辺は、ヨーロッパ屈指の鉄の町(製鉄業)として栄えていた。大型貨物船が頻繁に通るこの川にどんな橋を架ければよいのか?現地歴史資料も探りつつ、当時のアイデアに迫る。

写真:放送内容

新技術!鉄の縄

19世紀、欧州各地では様々な鉄骨建築が誕生し「鉄の時代」が到来していた。そんなさ中、ビスカヤ橋は“さらに一歩先”を行っていた。世界初の「運搬橋」という斬新なアイデア誕生の背景には、当時発明されたばかりの「鋼鉄ワイヤーケーブル」の存在があった。

写真:放送内容

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