特集

6月28日より、第39回世界遺産委員会がドイツのボンで行われています。その模様を世界遺産のスタッフが現地からレポートしていきます。 レポートは到着次第、特集ページにアップしていきますのでお楽しみに！

この日の世界遺産委員会の最後に、「世界遺産」の放送20年を記念したVTRが上映されました。
テレビ番組のVTRが、委員会の本会議場で流れるのは史上初めてのことです。

冒頭、ユネスコ世界遺産センターのトップ、キショラ・ラオ所長が、「センターとパートナーシップを結んできた番組の20年を共に祝いたい」とコメント。

会場の大スクリーンに映されたのは、「この20年の世界遺産の変化」とテーマに、私たちが制作したVTRです。番組がスタートしたのは1996年、今に至る20年の間に蓄積してきた映像で、世界遺産のさまざまな変化を描きました。

上映が終わると、190カ国から参加している各国代表団から大きな拍手が起きました。

上映中の委員会会議場

大スクリーンに上映

放送が始まった20年前、まだ日本でも「世界遺産」という言葉はなじみのないものでした。その普及に貢献してきたことが、「史上初の世界遺産委員会でのテレビ番組の上映」という名誉につながったのだと思います。

これまで制作に携わってきたスタッフ、取材に協力してくれてきた世界遺産センターと各国、そして番組を見ていただいているみなさんに感謝します。

今回上映した内容をふくむ「放送20年スペシャル企画」も準備中です。今秋に放送予定ですので、ご期待ください。

プロデューサー　堤