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2015年6月28日放送 4K特別編 「イタリア王国 最初の都」 サヴォイア王家の王宮群(イタリア)

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サヴォイア王家のイケメン“王子様”

1946年にイタリアが共和制に移行するとサヴォイア王家は国外追放となった。しかし王家はトリノの街にさまざまなものを遺した。最後の国王を祖父にもつ“王子様”もそのひとりである。

19世紀に統一されたイタリア王国は、第二次大戦後の1946年、国民投票により共和制に移行し現在に至ります。国外追放となったサヴォイア家は2002年の法改正で帰国が許されます。そして最後の国王を祖父に持つ“王子様”は、イタリアの人気ものになっていました。

サヴォイア王家のイケメン“王子様”

日下ディレクター:
今回、サヴォイア王家の継承者エマヌエーレ・フィリベルト・ディ・サヴォイアさんに取材することができました。最後のイタリア国王を祖父に持ち、亡命先のスイスで生まれた“王子様”は、歌手として音楽祭に出演したり、テレビ番組に出たりと、すっかりイタリアの人気もののようです。いっしょに街を歩いていると、すれ違う人々がみんな一緒に写真を撮りたがり、王子もそれにきさくに応えます。そのイケメンぶりをぜひ番組でご覧ください。

イタリア王国の王家サヴォイア家、そしてその首都トリノ。街をあるくとのその華麗なる王家の遺産を見つける事ができます。

あのレオナルド・ダ・ヴィンチの《自画像》もサヴォイア家のコレクションでした。今は美術館となっている宮殿で公開されていました。

トリノはチョコレートの街。ヘーゼルナッツ入りチョコやチョコレートドリンクが有名です。実はチョコレートをトリノにもたらしたのもサヴォイア家でした。

細長いクラッカーのようなパン=グリッシーニ。もともとは病弱だった当時のサヴォイア王子のために作られました。

世界遺産の街の聖遺物
十字架から降ろされたイエス・キリストを包んだとされる「トリノ聖骸布」。これもサヴォイア王家の所有物の一つでした。取材に訪れたとき数年に一度の一般公開が行われており、世界中から信者がやってきていました。高精細4Kで捉えた聖遺物。布にしみ込んだキリストの姿ははたして番組で確認できるでしょうか。