特集

今年一番の見所をお教えします!THE世界遺産 ベストショット2012

番組プロデューサーが語る、総集編のベストな見所!

見逃せない!ここが今年の世界遺産の見所の中の見所

―総集編では本当に今年取り上げた世界遺産42サイト、すべてをお見せするということですが、まとめて振り返ってみてどのように感じましたか? 何か今年の傾向はありますか?

堤プロデューサー(以下、堤):今年は自然遺産が多かったですね。なかなか一般の人が行けないような人里離れた場所にある自然遺産を撮りに行った、というケースが多かったと思います。

―どんな自然遺産が人気でしたか?

オブスノール盆地オブスノール盆地
カフジ・ビエガ国立公園カフジ・ビエガ国立公園
アラスカ・カナダの氷河地帯アラスカ・カナダの氷河地帯

堤:やはり、普段見られない、自然遺産が人気でしたね。例えば「オブスノール盆地」というモンゴルの世界遺産は、ウランバートルから車で3日かけないと行けないんです。この盆地は高知と同じ面積があるのですが、その中に塩の湖や砂漠、湿原、氷河というように、いろいろな景色が同居している、不思議なところで、この放送はかなり注目が高かったですね。また、ちょっと前まで外国人は立ち入りが制限されていた「カムチャツカ火山群」や、ジャングルの中でゴリラと遭遇したアフリカの「カフジ・ビエガ国立公園」、それから世界最大の魚・ジンベエザメを追いかけたオーストラリアの「ニンガルーコースト」も取材は大変でしたが、貴重な映像が撮れました。

―すごい映像がいっぱいの総集編だと思いますが、その中でもどのシーンがお勧めですか?

堤:「アラスカ・カナダの氷河地帯」の氷河が山から流れていって、海で崩れ落ちる、という映像で、これはどうしても撮ろう、と思っていました。巨大な氷河が崩れ落ちる様子の撮影には、かなり時間と移動はかかりましたが、ビルでいうと30階建てぐらいの高さから、氷河が一気に崩れ落ちるという映像を撮ることができました。今年は、自然遺産など、世界遺産の迫力のある映像を撮るために、かなり力を入れたと思っています。