特集
第36回世界遺産委員会報告

6月24日より、第36回世界遺産委員会がロシアのサンクトペテルブルグで行われています。その模様を世界遺産のスタッフが現地からレポートしていきます。 レポートは到着次第、特集ページにアップしていきますのでお楽しみに!
委員会報告12 【会議八日目】
7月2日(月)
今日も、新しい世界遺産を決めるための審議が続きました。
ロシアの「レナ石柱自然公園」、これは高さ100メートル以上の石柱が林立するシベリア・レナ川にある奇観の自然公園ですが、事前評価の「登録延期」をひっくり返して、新たに自然遺産として登録されることになりました。
これで、登録審議は終わり、今年は26の世界遺産が新たに登録されることになりました。内訳は、自然遺産が5、文化遺産が20、複合遺産が1です。
ところで、今回の世界遺産委員会に参加して、もらったものがあります。


まずは、LEXONのショルダーバッグ。ノートパソコンを収納できるスペースもある優れものなのですが、中にもいろいろ入っています。ノートやサンクトペテルブルグの写真集、ロシアの世界遺産カタログ、ボールペンなどなど。参加者は、このバッグを手に会場を出入りしています。
サミットなど国際会議では、こうしたキットと呼ばれるものが配られるのですが、世界遺産委員会もやはり国際会議のひとつなのです。

もうひとつもらったものが、参加者であることを示すパス。実は、これが大変な威力を持つもので、エルミタージュ美術館など市内の世界遺産を見学するときに、このパスを提示すると無料で入れてもらえます。
さらに観光客がチケット売り場や入り口で長蛇の列を作っていても、これを見せると、並ばずに最優先で入れてくれる!
ユネスコと世界遺産委員会の持つ力に、感謝&感心した次第でした。
プロデューサー 堤
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