特集

第36回世界遺産委員会報告

6月24日より、第36回世界遺産委員会がロシアのサンクトペテルブルグで行われています。その模様を世界遺産のスタッフが現地からレポートしていきます。 レポートは到着次第、特集ページにアップしていきますのでお楽しみに!

委員会報告6 【会議二日目】
6月26日(火)
世界遺産委員会レポート

会議二日目です。今日の議題は、危機遺産リストに登録されているサイトの状況報告と、危機リストからの削除、および登録について審議されました。
世界遺産委員会は、保全の状況が改善されたとして、以下の2つのサイトを危機遺産から削除することを決定しました。
ラホールの城塞とシャーリマール庭園(パキスタン)
フィリピン・コルディリェーラの棚田群(フィリピン)

また、残念なことに、イギリスの「リヴァプール-海商都市」が、港湾地域の開発により、新たに危機遺産に登録されました。委員会は、現在計画されている開発が進むことになれば、リヴァプールの世界遺産としての価値が失われることになると警告しました。
都市開発と保全の問題は、リヴァプールだけではなく、他の都市も同様な問題に直面しています。

世界遺産委員会レポート

【展示】
ユネスコ世界遺産センターのラオ所長も立ち寄ってくれました。3D映像を堪能されていました。

【世界遺産委員会委員国】
今年の委員国は以下の21カ国です。
アルジェリア、カンボジア、コロンビア、エストニア、エチオピア、フランス、ドイツ、インド、イラク、日本、マレーシア、マリ、メキシコ、カタール、ロシア、セネガル、セルビア、南アフリカ、スイス、タイ、アラブ首長国連邦

世界遺産委員会レポート

【日本食レストラン】
本日のプログラム終了後、サンクトペテルブルグ市内に戻ったのが0時近く。食事がまだだったので、遅くまで開いているお店に入ったところ、どうも日本食レストランのようです。メニューを見ると、日本、タイ、韓国などのメニューが混じっていますが、メインは寿司。試しに寿司と魚介ヌードルを注文。見た目は日本食。味は…、ご想像にお任せします。

海外デスク 横手直子