特集

第35回世界遺産委員会報告

6月19日より、第35回世界遺産委員会がフランスのパリで行われています。その模様を世界遺産のスタッフが現地からレポートしていきます。 レポートは到着次第、特集ページにアップしていきますのでお楽しみに!

委員会報告 2

6月19日 23:00

堤@パリ世界遺産委員会です。出席の事前登録のため、ユネスコ本部へ。
実は、ここには別な意味でも思い入れがあります。小学生のときに観て、初めて映画の魅力に開眼させられたのが「シャレード」という作品でした。主役はオードリー・ヘップバーンとケーリー・グラント。パリを舞台に、サスペンスとラブストーリーが絡み合い、それをヘンリー・マンシーニの音楽が盛り上げ、さらにジバンシーの衣装が各シーンをおしゃれに飾る・・・といったハリウッド映画です。作中、ヘップバーンは通訳の仕事をしていて、その職場が「ユネスコ本部」だったのです。国際会議を同時通訳中のヘップバーンにケーリー・グラントがキスしちゃうという(子供には刺激的な)忘れがたいシーンもありました。それが、ユネスコ本部に初めて入るワクワク感を増していました。
本部には、すでに多くの報道陣。「新しい世界遺産を決める委員会が、明日から始まる」といったレポートを送っています。
準備中の会議場を覗いてみました。ここで平泉&小笠原諸島が世界遺産になるかどうかも議論されるわけです。
いよいよ20日から会議は幕を開けます。オードリー・ヘップバーンみたいな同時通訳さんがいるかどうかも、チェックしたいと思ってます。

プロデューサー 堤

ユネスコ本部外観
ユネスコ本部外観
世界遺産の審査会議場
世界遺産の審査会議場