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2018年10月21日放送
グロスモーン国立公園

淡水になったフィヨルド

グロスモーン国立公園内には、氷河が削って生まれたフィヨルドが数多く存在します。フィヨルドとは、『氷河が削った谷に海水が入り込んだ入り江』という意味。しかしその水は海水から淡水に変化していました。その謎に迫ります。

3000万年の地球の年輪

グリーンポイントと呼ばれる海岸線は、90度以上傾いた地層が延々と続いています。3000万年分の地層は、生物の進化を教えてくれます。タテの地層が生まれたのには、5億年前、地球に起きたある出来事が大きく関わっていました。

マントルでできた山

緑豊かな公園内で異彩を放つ褐色の山・テーブルランズ。その正体は、普段は地下深くにあって決して目にすることのできないマントルです。テーブルランズの岩石には、なんと火星の岩石と共通するものもあったのです。

カナダの東の果て。ニューファンドランド島にあるグロスモーン国立公園。ここでは、地球に起きた奇跡の絶景を見ることができます。テーブルランズという岩山は、地下深くにあるはずのマントルが地上に乗り上げて生まれました。氷河が削った美しいフィヨルドには、他のフィヨルドには見られない珍しい現象が起きていました。グロスモーンの大地は、地球5億年分の歴史が詰まっています。

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