放送アーカイブ

2018年10月14日放送
アッパー・スヴァネティ

石の塔の役割とは

秘境にある小さな村に建つ石の塔、高さは20〜30m。
塔の内部を上ると、天井にはアーチ形の窓が。なぜこの塔は建てられたのか…
それは、この村にあった「ある貴重なもの」が関係していました。

鉄壁の守り

古くから争いが絶えなかったコーカサス地方。侵略者から村を守るため、自然の地形を活かした鉄壁の防御システムがこの村にはありました。

1000年以上続く暮らし

今でも残る、中世のころの石の塔と住居。
そこには、スヴァン人の末裔たちが住み、自給自足の暮らしを続けています。
一年の半分は深い雪に覆われる村での生活の知恵とは!?

積み重ねた石の秘密

塔と住居づくりに使われているのは、薄い板状の石。
実は、村の近くで採集されていました。その、採掘現場に同行することで塔造りの秘密が明らかになりました。

ジョージアの首都トビリシから、車で約12時間。ロシアとの国境沿いコーカサス山脈の南麓に「アッパー・スヴァネティ」があります。標高2400mの秘境の小さな村に、なぜか石の塔が林立。それは、中世のころに建てられたものでした。高さ約30mにも及ぶ塔は、一体何のために建てられたのか、その秘密に迫ります。雄大な山岳風景と石造りの建造物が、世界でここだけの風景を生み出しました。

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