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2018年10月7日放送
コトルの自然と歴史地域

天然の良港

中世の時代、貿易船が行き交ったコトル湾は、波がとても穏やか。しかも大型船が通れるほど非常に水深が深く、交易の港として理想的な環境にあります。この特殊な地形を生み出した秘密を探ります。

海に浮かぶ建物

コトル湾の真ん中に、まるで海に浮かんでいるような建物が2つあります。中世の時代、船乗りたちによって作られました。そして、ここには命がけで航海に出た彼らの思いが詰まっていました。

ヴェネツィアが作った町

15世紀にヴェネツィアの支配下に置かれた、コトルの町。海側から山側まで、鉄壁の城壁が築かれました。その全長は約5km。城壁が必要になったのはいったいなぜ?
そして鉄壁の守りの工夫とは?

聖なる遺骨

コトルで最も権威のある大聖堂には、町で一番の宝物があります。それは厳粛に飾られた銀の箱と、腕や脚の形をした銀の容器。ここに、海を渡ってきた「聖なる骨」が入っているというのですが…。

今回はアドリア海沿岸の国、モンテネグロ。青く美しいコトル湾と、「アドリア海の秘宝」とも讃えられる旧市街コトルが世界遺産です。切り立った崖に囲まれているため土地が少なく、人口も少ないコトルですが、実は2000年以上の歴史を誇る港町です。この小さな港を求め、列強が争いました。天然の良港が生まれた秘密と、そこに築かれた鉄壁の要塞に迫る、4K特別篇です。

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