放送アーカイブ

2017年3月12日放送
クイーンズランドの湿潤熱帯地域

木に登るカンガルー

クイーンズランドの熱帯雨林には、木登りをする不思議なカンガルーがいます。
彼らは、一生の殆どを木の上ですごし、木の葉を主食としています。
なぜ、カンガルーが木に登るようになったのか?その謎を、様々な環境に適応したカンガルーの進化から紐解きます。

毒を食べるヒクイドリ

世界で最も凶暴な鳥・ヒクイドリ。体重70kgもの巨体に、刃物のような爪を持つ姿は、まるで恐竜です。
木の実が主食の彼らは、何でも丸呑みにし、毒をもつ実も食べてしまいます。
ヒクイドリがいたからこそ、豊かな森が守られていました。

カモノハシがすむ世界最古の森

5mの葉を茂らせる巨大シダや、恐竜時代から変わらぬ姿のソテツなど、原始的な植物が茂る世界最古の森。
そこに、生きた化石・カモノハシが生息しています。
彼らは哺乳類なのに卵を産む奇妙な生物。滅多に姿を見られないカモノハシの撮影に成功しました。

オーストラリアの東海岸に、1億年以上の歴史を持つ世界最古の熱帯雨林があります。
原始の生態系が育まれている森は、地球進化の歴史を目の当たりにできる“生きた博物館”。
世界でここだけの不思議な生物も多く生息しています。
乾燥の大地オーストラリアで、極めて稀な湿潤地帯が広がるヒミツを解くカギは、世界最大のサンゴ礁グレートバリアリーフが広がる海と、海岸線に沿って伸びる山脈にありました。

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