放送アーカイブ

2012年1月29日放送
法隆寺地域の仏教建造物

聖徳太子の本当の顔?

長らく封印され、明治時代にフェノロサと岡倉天心により発見された秘仏・救世観音像。
聖徳太子の「写し身」として造られたという仏像にまつわるエピソードから、太子の人物像に迫る。

門の真ん中に、なぜ柱?

法隆寺の伽藍に入る門の真ん中に、なぜか柱がある。
建築史的な謎とされてきたが、五重塔と金堂の配置を歴史的に見てみると、そこに謎を解くカギがあった。

不思議なお供えもの

1400年間、太子の教えを伝え続けてきた法隆寺。数々の伝統行事と、それを受け継いできた人々がいる。
毎年、太子の命日に行われる「お会式」をとおして、現代に生きる太子信仰を考える。

1400年前に建てられたままの姿で、今も残る奈良・斑鳩町の法隆寺。現存する世界最古の木造建築物だ。
飛鳥時代に聖徳太子が創建した寺は、大陸文化を取り入れながら、日本独自の文化の発祥ともなった。「仏教美術の殿堂」といわれ、国宝の数も38件と日本で最も多い。
その一方、法隆寺は謎の多い寺としても知られる。明治時代に発見された秘仏から聖徳太子の人物像に迫るほか、門の真ん中にある柱の謎などを解き明かしていく。