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2010年8月29日放送
カジランガ国立公園

エレファントサファリ

カジランガならではの自然と触れ合い方の1つが、「エレファントサファリ」。それは、象に乗って公園内の自然を観光するもの。
その象を操る「象使い」の人々は、古くから象と共に、自然を見つめてきた。
そんな象と人間の不思議な関係を描く。

謎の一角獣「インドサイ」

体長4m、体重4tのインドサイ。巨体に似合わず、時速50kmで突進する事もあるという。
そして奇妙なのは角。インドサイは角が1本。一方、アフリカのシロサイとクロサイは角が2本。
進化のプロセスで、なぜ違いは生れたのか?
さらに不思議なのは、ヨロイのような皮膚。インドサイだけの特徴だという。
一体何のために?謎に包まれた生態を探る。

多様な動物たちに起きる異変

この公園内には、インドサイ以外にも、ベンガルトラ、ヒョウ、アジアスイギュウ、アクシスジカなど、多様な野生動物が生息し、その中には、約15種の絶滅危惧種も含むという。
そんな豊かな動物たちの楽園に、異変が起きているという…。それは一体…?

インド北東部アッサム州にある、カジランガ国立公園。
ここは、東西40km、南北13kmに広がる“野生動物の楽園”。
特に、インドサイの数少ない生息地として認められ、世界遺産に登録される事となった。その数、約1900頭、なんと世界の4分の3以上を占める。
現在、絶滅が危惧されているインドサイ。かつてはアジアの広範囲に生息していたという。だが今なぜ、限られた地域だけにインドサイが生き残る事となったのだろうか?
その理由の1つは、カジランガの独特な環境にあると考えられている。毎年、雨季には公園内の4分の3が浸水し、それによって、サイの絶好の環境がつくられているというのだ。
それは一体、どのような生態系なのか?楽園の真実を探る。

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