放送アーカイブ

2010年7月25日放送
アルタミラ洞窟と北スペインの洞窟壁画

20年葬られた大発見

1879年、偶然、アルタミラ洞窟を発見した9歳の少女マリアとアマチュア考古学者の父、サウトゥオラ。
サウトゥオラは考古学会に報告しますが、その反応は相手にされないばかりか、20年以上も詐欺師扱いというひどいものでした。
その真相を番組で紹介します。

手のひらのメッセージ

氷河期の終わり。
人々はかすかな灯りを頼りに洞窟の闇の中で壁画を描きました。
しかし、一体何故、わざわざ洞窟の奥へと行ったのでしょうか?
その答えを紐解くヒントは、洞窟に遺された手形でした。

作者はひとりの天才

アルタミラ洞窟の壁画を細かく分析すると、あるひとりの作者の存在が明らかになります。1万4500年前の天才画家に迫ります。

『われわれのうち、誰もこのようには描けない』
あの巨匠パブロ・ピカソが絶賛したという絵があります。

それは1万4500年前に描かれた、アルタミラ洞窟の壁画です。
奥行き18メートル、幅9メートルの洞窟の天井は野牛や鹿の絵で
埋め尽くされています。番組では洞窟壁画の秘密を追い求めます。