放送アーカイブ

2010年8月1日放送
ニューカレドニアのラグーン

ダブルバリアリーフ

ニューカレドニアにある世界でも珍しいサンゴ礁が、ダブルバリアリーフです。
グレートバリアリーフでおなじみのサンゴの防波堤が、ここには二重になっています。その海中では、巨大に成長したサンゴの世界が広がります。

夜の海のふしぎ

昼と夜の海では、まったく違う世界が広がります。夜、サンゴは動物の顔を見せ、触手を伸ばしてプランクトンを食べています。
夜行性の捕食者から逃れるために、変わった行動を見せる魚たちもいます。
夜のサンゴ礁で繰り広げられる、不思議な世界は必見です!

マングローブの森

近年、マングローブの森で発見されたのが、ハート。自然のいたずらで、たまたまハート型に変色した木々がありました。
マングローブの森は先住民カナックにとって、恵みをもたらす場所でもあります。
彼らがそこから手に入れる恵みとは?

南太平洋に浮かぶニューカレドニアの島々は、広大なサンゴ礁の世界です。
長さは1800キロメートル、面積では23000平方キロメートルと世界最大を誇り、そのうちの約6割にあたるサンゴ礁が世界遺産に登録されています。
本島の周囲を覆う広大なラグーン。サンゴから生まれた島や二重のバリアリーフなど、様々なサンゴ礁は、地球の成り立ちを物語る貴重な存在です。サンゴが成長するのは、浅く暖かい場所にある透明な海。
しかし透明な海は、プランクトンが少ない「海の砂漠」です。
そんな場所でもサンゴは成長し、生き物たちに住みかと食べ物をもたらします。
サンゴ礁は、海の砂漠をオアシスへと変えていくのです。
ニューカレドニアのラグーンには、カラフルな模様を持つものや、奇妙な形の生物が集まります。
このオアシスの中で、生きる知恵比べが繰り広げられています。

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