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2009年8月2日放送
ストーンヘンジ、エーヴベリーと関連する遺跡群

ストーンヘンジ(ストーンサークル)

イギリス南部の大平原、ソールズベリーの真っ直中に埋め込まれているサークル状に配列された巨石。
ある時代には神殿とみなされ、またある時代には教会と見なされた古代遺跡。
一年で太陽が一番長く輝く日、夏至の日の出を迎えようと世界各国から人々が集まってくるのです。

カーサス

ストーンヘンジの北側に位置する細長い巨大な溝。幅10メートル、長さ3キロにも及ぶ。
カーサスとはラテン語で競走場(コース)の意味。かつては古代ローマの競走場(コース)だと言われていたためそう呼ばれていた。英語の「Course」(コース)の語源でもある。

ダーリントン・ウォール

ストーンヘンジの北東に少し行ったところにある、ダーリントン・ウォールと呼ばれる巨大な円形状の土塁。その大きさはストーンヘンジの20倍と言われている。
近年、この遺跡が、ストーンヘンジの謎を解き明かす重要な鍵を握っているとして注目されている遺跡である。

今からおよそ4500年前。エジプトのピラミッドが建造されていた頃、ストーンヘンジの外周部分が完成しようとしていた。
一体、誰が、何のために造ったのか?多くの研究者がストーンヘンジの謎に取り組んできました。
その長きにわたる謎の解明に一人の考古学者が果敢に挑みました。彼の名はマイク・パーカー・ピアソン。数々の物証を手がかりにストーンヘンジの謎を解き明かす新学説を提唱したのです。
今、世界中の考古学者が彼の学説に注目しています。

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