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三つの川がおりなす美しい自然

三江併流地域には、標高6千mを超える雪山の峰々、低緯度にもかかわらず流れる氷河、石灰岩の奇観など、世界でも類を見ない多様で美しい自然が広がる。今回、3つの川のうちの1つ、サルウィン川の上流?怒江（中国名）に注目。中国最大ともいわれる深い峡谷や激流は、見る者を圧倒する。

不思議な少数民族

深い峡谷には“空飛ぶ少数民族”と呼ばれるリス族が暮らす。彼らは深い峡谷を独特な手段を使って、自由自在に飛び回る。しかも人間だけでなく、あるモノまで飛ばしてしまう…。

川が作り出す不思議な雲海

朝方、川の上に流れに沿う形で“川のような雲海”が生まれる。この地域独特の現象で、それを上から眺めおろす光景は神秘的。しばし時の経つのを忘れて見入ってしまう。

“エデンの園”とも呼ばれる村

怒江の最上流部分にいくと、チベットと雲南省の境目にある丙中洛（ヘイチュウラク）という村にたどり着く。そこは少なくとも6民族以上が混在する、多民族共存の地域。争い事もなく皆が仲良く暮らす。そこで自分の家族自体も多民族混合となったという珍しい女性に出会った。

アジアを潤す3つの大河、長江、メコン川、サルウィン川。その3つが源流部分で接近しあい、約170kmに渡り並行して流れる地域を“三江併流”と呼ぶ。雄大で美しい自然、多種多様な動植物、そこには桃源郷のような景色が広がる。また、ここは中国で最も多様な少数民族が暮らすエリアでもある。深い峡谷により隔絶された自然環境のため、長い歳月に渡り、各民族が独自の風習や文化を守ってこられたのである。番組では、自然と共に生きる少数民族の不思議な世界を追った。

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