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2008年9月14日放送
中国南部カルスト

「中国南部カルスト」は雲南省の石林カルスト、貴州省の茘波(れいは)カルスト、重慶市の武隆カルストを合わせて世界自然遺産登録されたもの。今回は、石林と茘波を取材。この地域には、中国の56民族のうち半数以上の少数民族が暮らしている。彼らの伝統文化にふれ、竹を原料にした紙漉き作業やタバコ栽培をして生活する人々の姿を紹介する。

石林カルストの奇岩の風景は、明の時代から名勝として知られていた。大地から生えたような石柱群はまさに石の林。ゾウ、ネズミ、ハスの花などに見立てた岩もある。

茘波カルストの特徴は、円錐カルストというピラミッドのよう形の山々。高温多湿、さらに降水量の多さがこの不思議な地形をつくり上げた。山間の美しい渓谷もカルスト地形が生んだ絶景のひとつ。

自然遺産登録された「中国南部カルスト」だが、そこに暮らす少数民族の生活文化を守ることも重要な要素となっている。今回取材した少数民族は、雲南省(石林)のイ族、貴州省(茘波)のブイ族、ヤオ族。

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