banner_AD
コンテンツへジャンプ

ここからコンテンツです

水曜劇場 夫婦道

水曜よる9時


現場レポート

vol.2『夫婦道』会見コメント[その2]

*プロデューサー・柳井満さん
テレビドラマ全体から見れば目新しいものではありませんが、今のテレビの状況からいいますと、目新しい作品になったかと思っています。今のテレビドラマが捨ててしまったことを、もう一回掘り起こしてやってみようと、この番組の企画を考えました。それが“ただごとドラマ”ということ。日常で誰もが遭遇すること、もしくは、遭遇しないまでも容易に想像できることをドラマのネタにして、1時間笑っていただこうという作品です。

*脚本・清水有生さん
前作では、家族で食事をするといった家庭の中の基本的なルーチンワークを、淡々と描くことが、このドラマの本質だと思い“ただごとドラマ”というところを自分の中の柱として全シリーズ書かせていただきました。そして今回も幸いにして続きを書かせていただくことができました。しかし、私が脚本の中で“ただごと”を書いているのですが、撮影現場ではそれがかなりヒートアップしていまして、出演者のみなさんがエキサイティングにお芝居を作っていてくれています。特に中盤以降、武田さんと高畑さんの夫婦のやり取りなど、かなりすごいことになっていると思います。そうなると、私からするともう他人事のようになってしまっているのですが、実はホームドラマというものは“他人事ドラマ”ではないかという気がしました。“他人事”って面白おかしく見られるわけですけど、それが自分に降りかかってくると大変だと思います。このドラマでは高鍋家や中森家で起こる出来事を、視聴者のみなさんに“他人事”だと思いながら楽しんでいただきまして、見終わった後に「我が家はどうなんだ…」と省みていただければ、作り手としては幸いです。