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出演者インタビュー/岩月櫂役 稲垣吾郎さん

稲垣さん演じる岩月櫂とはどんな人物ですか?

警察官でありながら泥棒・「TAKE FIVE」のメンバーという、2つの顔を持つ男で、かなりの変わり者ですね。岩月が必ず言うセリフに、「何でもキチンとしたいタチなんで」というのがあるのですが、几帳面でキチっとしている性格なので、それが「TAKE FIVE」メンバーの中で、ひとつの才能として活かされるのでは?と思っています。

演じていていかがですか?

岩月に限らず、キャラクターのバックボーン、本質、生い立ちは細かく決められているわけではないんです。それは悪い意味ではなく、すべて表現してしまうのはエンターテインメント作品として面白くないので、視聴者のみなさんに色々と想像していただきながらドラマを楽しんでいただければと思っています。ただ、演じる側としては、岩月はなぜ警察官になったのか?なぜ「TAKE FIVE」に加わることになったのか?今後、明らかにされていく事実もありますが、“存在している理由”みたいなものは、自分の中である程度イメージして組み立てて、岩月という人間の人生を頭の中に整理しておきたいなと。岩月のキャラクターでいえば、意見がハッキリしていることが多いので、よりその部分を際立たせた方が面白と思い、しゃべり方であったり、メガネであったり、佇まいであったり…随所に几帳面さを加えています。僕も几帳面なところがあるので馴染みやすいですし、演じていて気持ちがいいですね。

几帳面なところが似ている?

僕は忘れ物をしたり、ドジで抜けていたりするところもあるので、岩月ほど几帳面ではないですが、変なこだわりはあるとことは似ているかもしれませんね。ただ、やはり岩月のほうが徹底していますよ。岩月までいくと、つかみどころがないとい変人というか…極端なキャラクターなので(笑)。自分でも楽しみながら演じさせていただいています。

岩月は警察官でありながら、窃盗団「TAKE FIVE」に関わっていきますが…

警察官でありながら、泥棒をするという設定は面白いですね。「TAKE FIVE」のメンバーとして活動しているのに、警察官としてのポリシー・信念・正義があるところも魅力的です。何が正義かというと、もちろん警察が正義なんですけど、岩月自身が本当の正義とは何かを模索しているのかもしれないなと。それは、唐沢さん演じる帆村正義と一緒ですね。帆村には帆村なりの、岩月には岩月なりの思考、価値観、愛、正義に対する思いがあると思います。岩月の今後も楽しみにしていてください。とはいえ、実はすでに僕の手元には最終話までの台本があるので結末を知っているんです。僕もビックリするようなどんでん返しがあり、すごく面白いんですよ。この場で言いたくてしょうがないですけど、内緒にしておきます(笑)

共演者のみなさんとはいかがですか?

唐沢寿明さんが率先していい雰囲気を作ってくださっているので、締めるところは締めて、遊びがあるところは遊びがある、すごく楽しい現場ですね。SMAPも5人グループで個性豊かなんですけど、それに負けないくらい「TAKE FIVE」のメンバーも個性派の集まりなので面白いですね。

『TAKE FIVE』にキャッチコピーをつけるとしたら、イメージするものは?

キャッチコピーではないのですが、ファイブ=5という数字、チームというと…僕はSMAPの5人を思い出しました。なぜかというと、「TAKE FIVE」の5人で並んで写真を撮っている時や、オープニングの映像を5人並んで歩きながら撮影している時に、不思議な気分になったんですよね。SMAPが全く違う5人だったら、自分はどうやってこの20年間を過ごしたのだろうかと…。普段周りに4人いる生活が多い自分としてみれば、不思議な気持ちでいっぱいです。とはいえ、「TAKE FIVE」の5人並びは、とても新鮮ですし、結構気に入っています。

演じる上で気をつけていることはありますか?

岩月は最初から「TAKE FIVE」のメンバーになったのではなく、途中から加入するんですね。そして、メンバーになってからも少し距離を置いているところがる、ミステリアスな人物なんです。そこは視聴者のみなさんにも分かりやすく表現したいなと。あとは、エンターテインメント作品なのでキャラクターは必要以上に個性的に、メンバー5人を5色に色分けするとしたら、1色1色をはっきり色分けした方が面白いので、日々研究しています。

5色の話がでましたが、岩月は何色ですか?

ブルーですかね。何故かというと、実はこの役作りをするときに、メガネを自分で買ったんです。衣装合わせの際に、スタッフさんに用意していただいたのですが、せっかく3カ月使うんだったら気に入ったメガネがいいなと。選んだポイントは、曲線ではないスクエアな感じで、あまり複雑なデザインを施していないところかな。そこで、撮影中に白く光らないように反射を抑えたレンズを選んだのですが、光を取り入れたときに青く光ることが分かったんですよ。初めは照明が青いからだと思っていたのですが、そうではなく、いつも青く光るんです。想定していたことではないのですが、それが自分でも気に入っていて…。面白いと思いませんか?それを見ていて、岩月のカラーはブルーだなと。あと、南を演じる六角さんは間違いなく黄色だなとか、少年のような気持ちで色々なことを想像しながら撮影に挑んでいます(笑)。

最後に、視聴者のみなさんへメッセージをお願いします。

子供のころに見ていたアニメーションや小説のような、痛快な謎解き、グルーヴ感、ヒーローの要素をもち、さらに兄弟の愛、恋愛、友情の人間ドラマを兼ね備えた、幅広い世代に楽しんでいただける壮大なエンターテインメント作品です。爽快な気分になれる贅沢な春ドラマです。 最初から最後まで、1話も見逃すことなくみなさんに見ていただきたいなと思っています。

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