お掃除豆知識

このコーナーは、劇中に登場する みくりのお掃除方法 を含め、逃げ恥の 家事監修 をしてくださった 家事研究家 高橋ゆき先生 (株式会社ベアーズ取締役副社長) に、“楽ラク (楽しく、楽に) キレイ” になる お掃除の豆知識 を教えていただくコーナーです♪

第10回 「大掃除の心得」

いよいよ大掃除の本番がやってきましたね。
一年間の汚れ綺麗にして、気持ち良く新年を迎えましょう!
今回は、大掃除の心得として、進め方やポイントをご紹介します。

1.計画を立てる

はじめに、どこをお掃除するか確認しましょう。
汚れ具合やかかる時間を考えて、スケジュールを確保します。無理に一日にまとめず、数日に分けてもOK。洗剤と道具の準備も忘れずに。
ご家族の人数が多い場合は、役割分担をしておきましょう。担当する箇所は立候補制にすると、やる気と責任感が生まれますよ。

2.各箇所のお掃除

各箇所のお掃除方法は、汚れ具合や素材に合わせて、ぜひこれまでの「お掃除豆知識」を参考にしてみてください。 次の3つの基本に沿って、楽ラク(楽しく、ラクに)お掃除していきましょう。

必ずホコリを落としてから、水拭きをする。
・・・ホコリがダマになり、汚れが広がるのを防ぎます。

汚れが強いところは、つけ置きで汚れをゆるめる。
・・・汚れが落ちやすくなるだけでなく、つけ置きの間に他の箇所のお掃除ができるので時間の効率もアップ。

水拭きをした後は、仕上げに乾拭きをする。
・・・水滴を取り除くことで仕上がりに磨きがかかり、汚れもつきにくくなります。

3.仕上がりの確認

【写真を撮る】
お掃除の前に、全体の写真を撮ってみましょう。客観的に見ることができるので、汚れ具合が分かるだけでなく、いらないものの判断もしやすくなります。いらないものの処分をしてからお掃除することで効率もアップ。
また、お掃除後にもう一度撮ります。before after が分かるのはもちろん、“綺麗な状態”のお手本となるものなので、維持するモチベーションにもつながりますよ。

【プロに頼むのも手!】
水周りのお掃除になかなか時間がとれない、手の届かないエアコンや換気扇まわりが気になる・・・そんなときは、プロに頼むのも手。難しい部分は、メンテナンスとして家事代行サービスや、ハウスクリーニングサービス(専門清掃)を活用してみるのもおすすめです。

せっかく綺麗にしたのですから、維持したいですよね。
お掃除は日々の積み重ねです。
けれど毎日フルでお掃除するのはどうしても大変で難しいもの。
「今日はココだけ」と思うと無理なく習慣にしやすくなりますよ。
「土曜日はリビング、日曜日は玄関」というようにお掃除する頻度を分散させて決めてみましょう。

また、汚れは時間が経つほど落としにくくなるもの。
キッチンを使い終わったらガスレンジをさっと拭いておく、お風呂からあがったら鏡を拭く、などの“1分掃除”を加えてコツコツお手入れしてあげましょう。

家事研究家 高橋ゆき (株式会社ベアーズ)

家事代行サービスの株式会社ベアーズ取締役副社長。
キッズからシニアまで暮らしの向上を研究し、家事のスペシャリストとしてテレビ・雑誌などで幅広く活躍中。おそうじは、“楽ラク (楽しく、楽に) キレイ” をテーマに、身近にあるもので様々なアイディアグッズを開発。
また、お掃除を生活の知恵を伝える場でもあり、親子とのコミュニケーションの場でもあるとして、親子で夫婦で楽しめる家事コミュニケーションを提唱。
書籍 「楽ラク掃除の基本」(学研プラス) 「可愛くなる家事」(サンマーク出版) などが好評発売中。2015年には世界初の家事大学設立、学長として新たな挑戦をしている。

詳しくは [ 家事代行 ベアーズ ] で検索!

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