お掃除豆知識

このコーナーは、劇中に登場する みくりのお掃除方法 を含め、逃げ恥の 家事監修 をしてくださった 家事研究家 高橋ゆき先生 (株式会社ベアーズ取締役副社長) に、“楽ラク (楽しく、楽に) キレイ” になる お掃除の豆知識 を教えていただくコーナーです♪

第7回 「気になる水周り~キッチンのお手入れ編~」

ドラマもいよいよ第7話まできました!
ストーリーはもちろんのこと、登場するおいしそうなみくり飯も魅力的ですよね!

さて、お料理をした後は、お片付けです。
次に気持ち良くお料理するためにも、キッチンは綺麗に保ちたいもの。
今回はキッチンのお掃除方法とポイントを、箇所ごとにいくつかご紹介します。

【壁】

◆油汚れには重曹が活躍

手のひらサイズにたたんだふきんに、重曹水(第4回参照)をスプレーして拭いていきます。
上から下へ一直線に拭くのがポイント。拭きムラを防ぎます。
その後重曹が残らないよう仕上げに水拭き、乾拭きをしてください。

【ガスレンジの五徳】

◆重曹水のつけ置きで汚れをゆるめて

まずはつけ置きのため、五徳の大きさに合わせた重曹プールを作ります。
シンクの中に大きめのビニール袋を広げ、40~50℃のお湯を張り、
お湯9に対し、1の割合で重曹を入れてよく混ぜたら、重曹プールの完成です。
その中に五徳を入れて、つけ置きを。
30分ほど経ったら、ビニール袋の端をハサミで切り、水を抜いて、五徳の油汚れがゆるんでいるのを確認してください。
仕上げに中性洗剤をつけたスポンジでこすり、洗い流せばにおいも汚れもスッキリ!
焦げつき汚れには固めのボディタオルや、古歯ブラシを使ってこすり落としてみてください。

★魚焼きグリルには、受け皿に重曹を入れておくとお手入れが簡単です。
 (第4回参照)

【シンク】

◆‟ヘアライン”に沿って!

シンクは傷がつきやすいので、スポンジをくるくると回すようにして磨くのはNG。
必ず、“ヘアライン”(=研磨処理がほどこされた、ふちに沿って流れる一直線のライン)に沿って、スポンジのやわらかい面と中性洗剤を使ってこすってください。
シンクの端と端で、スタートとゴール地点を決めておくと、磨き残しもありません。
仕上げに水拭き、乾拭きをすれば気持ちの良い仕上がりに!

【ストレーナー】

◆つけ置き洗いで楽ラクお手入れ

ぬめりやにおいが気になる、ストレーナー(排水口のごみ受け)は、つけ置き洗いがおすすめ。

あらかじめ食べかすなどの固形物を取り除いてから、ストレーナー全体に泡タイプの漂白剤をまんべんなくスプレーして吹きつけます。それをビニール袋の中に入れ、ストレーナーの高さ半分くらいまで水をそそぎ、しっかり口をとじたら、水がこぼれないよう袋を20回ほどシェイク!
そのまま袋ごとシンクの隅などに放置。10分ほど経ったら、しっかり洗い流して終了です。
もし網の隙間に汚れが残っていたら、古歯ブラシでこすり落としてください。

※肌の敏感な方は必ずゴム手袋を着用してください。

~調理器具・家電もお手入れを~

【木製まな板】

◆木製まな板には、粗塩を活用

まな板の上全体に粗塩を振りかけたら、包丁線(包丁で切った痕)に沿って、
たわしで一定方向に磨きます。
粗塩の粒子が包丁線に入り込み、細かい汚れをかきだしてくれるんですよ。
洗い流した後は、風通しのよいところでしっかり乾燥させてください。

※抗菌まな板には、重曹ペーストでお掃除する方法があります(第4回参照)

【炊飯器】

◆使ったあとは大事にお手入れして、いつもおいしいご飯を炊きましょう。

消毒用エタノールを吹きつけたふきんで、全体をしっかり拭きます。
内ぶたははずして水洗いを。
蒸気口や窯のくぼみにも、でんぷん質の汚れが残りやすいので、使ったあとは確認して拭くようにしましょう。細かいところの拭き掃除には、「軍手ぞうきん」(第3回参照)を使うと便利です。

家事研究家 高橋ゆき (株式会社ベアーズ)

家事代行サービスの株式会社ベアーズ取締役副社長。
キッズからシニアまで暮らしの向上を研究し、家事のスペシャリストとしてテレビ・雑誌などで幅広く活躍中。おそうじは、“楽ラク (楽しく、楽に) キレイ” をテーマに、身近にあるもので様々なアイディアグッズを開発。
また、お掃除を生活の知恵を伝える場でもあり、親子とのコミュニケーションの場でもあるとして、親子で夫婦で楽しめる家事コミュニケーションを提唱。
書籍 「楽ラク掃除の基本」(学研プラス) 「可愛くなる家事」(サンマーク出版) などが好評発売中。2015年には世界初の家事大学設立、学長として新たな挑戦をしている。

詳しくは [ 家事代行 ベアーズ ] で検索!

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