お掃除豆知識

このコーナーは、劇中に登場する みくりのお掃除方法 を含め、逃げ恥の 家事監修 をしてくださった 家事研究家 高橋ゆき先生 (株式会社ベアーズ取締役副社長) に、“楽ラク (楽しく、楽に) キレイ” になる お掃除の豆知識 を教えていただくコーナーです♪

第8回 「基本をおさえてスッキリ!リビングのお掃除方法」

さて、この「お掃除豆知識」もいよいよ第8回目。
今回のお掃除箇所は、リビングです。
人が集まり、一日の多くの時間を過ごす場所だから、汚れも気になるもの。
綺麗にして、気持ち良く過ごせたら素敵ですよね。

お掃除は何事も基本が大切!手順をおさらいしつつ、リビングお掃除のポイントをご紹介します。

ステップ1

【換気】

手お掃除を始めるときは、まず換気から。
窓を開け、空気の通り道をつくりましょう。
「風」だけでなく「光」も取り入れることが換気です。暗所は湿気がこもりカビの原因になることも。
特に寒い時期は窓を閉めきってしまい、暖房で空気もこもりがち。春にダニの温床と化しないためにも、お休みの日の日中などは窓とカーテンを開け、こまめに換気することを心がけましょう。

ステップ2

【ホコリとり】

ホコリとりの順番は、上から下へ、大きいものから小さいものへ、が基本です。
照明器具のカバーや家具と家具の隙間には、ストッキングハンガー(※第1回参照)*が便利。
テレビやコード、飾り物などの細かいところには軍手ぞうきん(※第3回参照)で乾拭きしましょう。

*ひと手間加えて!「スーパーストッキングハンガー」ストッキングハンガーを作る際、針金ハンガーにストッキングをかぶせる前に、古靴下を装着させると「スーパーストッキングハンガー」に変身!古靴下の上にストッキングをかぶせることで、より安定感が増して、ホコリをキャッチしやすくなるんです。

ステップ3

【掃除機がけ】

掃除機は片手で本体を持ってかけると、効率よくお掃除ができておすすめ。
本体があちこちにぶつかって傷をつける心配がなく、動線もスムーズです。掃除機をかける姿勢も自然とまっすぐに。
フローリングの目に沿って、部屋の奥から手前へ、掃除機をかけていきましょう。

※掃除機は本体を持たなくてもよい構造になっていますので、掃除機が重い場合や体の調子によっては、無理をせずに本体を床に置いてご使用ください。

ステップ4

【床拭き】

基本的には固くしぼったぞうきんで水拭きをすればOK。汚れが強いときは消毒用エタノールを少量ぞうきんにスプレーして拭いてください。 部屋の奥から手前へ、フローリングの目に沿って一定方向に拭いていきましょう。無理に広い範囲を拭こうとせず、手が平行に動く範囲で順番に拭くとムラになりません。
水拭きのあとは、仕上げに乾拭きを!このひと手間で、床に水滴も残らず、つややかな仕上がりになりますよ。

ぞうきんがけのコツ腕だけを動かしていると、疲れてしまい効率良くお掃除できません。ぞうきんがけをするときは、腕に体重をかけ、体ごと動かすことがポイントです。※フローリングのワックスの性質によっては、水拭きがNGの場合もあります。使用上の注意等がある場合は、そちらを優先してください。

家事研究家 高橋ゆき (株式会社ベアーズ)

家事代行サービスの株式会社ベアーズ取締役副社長。
キッズからシニアまで暮らしの向上を研究し、家事のスペシャリストとしてテレビ・雑誌などで幅広く活躍中。おそうじは、“楽ラク (楽しく、楽に) キレイ” をテーマに、身近にあるもので様々なアイディアグッズを開発。
また、お掃除を生活の知恵を伝える場でもあり、親子とのコミュニケーションの場でもあるとして、親子で夫婦で楽しめる家事コミュニケーションを提唱。
書籍 「楽ラク掃除の基本」(学研プラス) 「可愛くなる家事」(サンマーク出版) などが好評発売中。2015年には世界初の家事大学設立、学長として新たな挑戦をしている。

詳しくは [ 家事代行 ベアーズ ] で検索!

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