インタビュー|火曜ドラマ『女はそれを許さない』

毎週火曜よる10時放送

寺島しのぶさんインタビュー

タイトルからして、ずばり女性のためのドラマですが、見どころを教えてください。

(写真) 今、女性をもっと応援しよう、女性はもっと強いんだからどんどん力を発揮しようという傾向になってきています。そういう、時代を反映しているドラマで、取り上げる問題も女性が現代直面する事柄ばかりです。女性が強くなったとは言っても、社会においてはまだ弱い部分もあります。でもだからといってへんに美化していなくて、ドラマに登場する女性たちはみんな自立していたり、自信家だったりします。ですから被害者ではあるけれど、全面的に「かわいそう」というだけでない、強いんだけど、それでも乗り越えられない部分があるという女性が描かれているのが、リアルでそこが面白いですね。

演じていらっしゃる海老沢凛香という女性はどういう人ですか?

とてもチャーミングな女性ですね。強いだけではなく、一生懸命生きていくためにいろいろな方法を使って彼女なりにしたたかに生きているのが面白いと思いました。いつでもどこでも強いわけではなく、麗といるとき、忠守さんと居るとき、それぞれ一緒にいる人によって変わるんだということが体にセリフを通して分かりました。意外と女性的な面も見せられる人ですね。

麗との出会いで凛香はどうなっていくんでしょう?

(写真) 今はまだ凛香がぐいぐい引っ張って「ついて来なさい!」という感じですけれど、変わっていくこともこの先あるんでしょうね。「人の役に立ちたいという弁護士なんて居ない」と思ってこれまでやってきた凛香が、麗の「ゼロベース思考」に接して「そういう考えもあるのか」と、勝つことだけではない、人の温かさや心から「ありがとう」と言われるようなことを一つ一つ積み重ねていくことで最終的にどうなっていくのかわたし自身楽しみです。

職場となる忠守法律事務所、いきつけのバーカタストロフなどから、凛香さんの好みなどが見えますね。

事務所やカタストロフはセットで作ってくださっているんですが、とても居心地がよくて、お芝居をするのに支障なくやれています。凛香のマンションはロケだったのですが、わたし自身はとても庶民的なので、とてもセレブな感じですごかったですね(笑)。
でも、家で一人でいるシーンは凛香の「素」の部分だと思います。結局凛香は孤独な人で、誰にも甘えないでここまで来てしまったように思いますけれど、実際は先輩の忠守さんやマスター、それに麗にも助けられている部分があることを、セイントを辞めて人と関わるようになっていくことで自分自身気づかないうちに変わっていくのか、「ひょっとして変わってきたかな」と思うのかも知れませんね。わたし自身、まだどうなっていくのか分かりませんし、そうなっていくのならば楽しみです。

役作りやキャラクターのイメージはどうやって作っていくんですか?

いい意味で「この人はこういう人間なんだ」プラス「こういう一面も持っているんだ」という相反する部分を考えました。「こういう一面もあるんだ」という意外性を10話を通していろいろな形で見せていければと思います。
お酒を飲むシーンが多いんですけれど、凛香がワインを飲んでいると、あまりに「らし過ぎる」と思って、通っているバー・カタストロフではバーボンをロックで飲むようにしています。

連続ドラマは久しぶりですが、現場の雰囲気はいかがですか?

(写真) 連続ドラマだからと言っても、演技をするということには変わりないです。3ヵ月間同じ仲間たちと一緒に過ごし、スタッフたちとこの役を乗り切りたいです。すごい体力勝負になりますし、みんなも限界の中で頑張っている、そういう現場ですが仲良く活気をもってやっていきたいです。
個性的なキャストが揃っていて、現場はとても楽しいです。きっちりとしたお芝居をやりあえる皆さんなのでやりがいがあります。相手の方と一緒に演じてみて「こういうことか」というのが分かってきて、芝居が変化していけるのが役者として幸せですね。

深田恭子さんとは初共演だそうですが、共演した感想を聞かせてください。

独特の雰囲気を持っていらして、「岩崎麗」という役にすごくあっていると思います。麗は彼女自身の考えをしっかり持っていて、その考えで動いているので、凛香は引っ張っているようだけど、結局は麗に合わせていくようになるんだと思います。それが二人の独特の間になるといいなと思っています。

ご覧の皆さまにメッセージをお願いします。

弁護士のドラマですけれど、人との関わりがとても大切なんだということを気づかせてくれる作品です。1話完結なので、毎週見てスッキリするような作品になればいいなと思います。頑張りますので、どうぞ見てください。