次回案件｜火曜ドラマ『女はそれを許さない』

ほら、何ぼんやりしてるの、依頼人が待ってるわよ！

は、はい…！えっと、司法試験を受け続けている夫を
もう支えきれないから離婚したい…
（自分もまだロースクールのお金返してるからよく分かるけど…）

交渉まで動かないっていう凛香さんってどうなんですか！？
うわ、だんなの茂って、やたらヒステリック！

でも、あれが普段の態度だったら、
モラルハラスメントに該当しますよね。

だったらそれで離婚も慰謝料も問題なしよ。
え、慰謝料はいらないって…どういうこと！？

紗英の条件を話しにいくも、まったく聞く耳を持たない夫・茂。弁護士を雇う費用もないため、なんと本人訴訟という手段に！ついに法廷で争そうことになった麗、どうする！？
法廷で白黒つけてやる

そんなにイヤならぼくが代わってもいい。
だけど理由はちゃんと聞かせて？

麗は初めての裁判で、DVを行っていた夫から妻と娘を守ろうとした。離婚は成立したものの、母親も娘に対して虐待をしていたことを後になって知ったという。信じた依頼人に裏切られ、小さな子どもを守ることも出来ず、法廷が怖くなった麗は、次の裁判でも同じことを繰り返してしまうのではとの恐怖から、逃げ出してしまったのだ。

そして、その時に逃げ出してしまって弁護を出来なかった健吾は有罪となり、先日出所してきたという。しかし、まともに仕事にもつけず、麗は自分のとった行動の責任と向き合わなければならない…

あんたがうじうじ悩んでいたって時間は過ぎていくのよ！
法廷が怖いからって何？自分で「役に立つ弁護士になる」って
言ったんでしょ、笑わせないで！
あんたが立ち止まってたら、誰も前に進めないのよ！

健吾くんに会おう…追い返されても、きちんと話をしよう。
そうしないと健吾くんもわたしも前に進めない。
健吾くんが諦めても私は諦めない！だから私は法廷に立つ！

凛香さん、法廷での戦略、相談に乗ってください！
簡単な案件でもミスは許されない。私の言うとおりにすれば必ず勝てる。

まったく、手間がかかるわね。
蝶野、健吾っていう子が悪い仲間と手を切れるように
ちょっと頼まれてくれない？

蛇の道は蛇ってね。
まあ、今回は麗ちゃんのために一肌脱ぎますか。

いざ、法廷へ！離婚を請求します…だけどそれは心身ともに疲れたからじゃない、茂さんへのプレッシャーになると紗英さんが考えているからです。紗英さんは茂さんを愛しているからこそ、借金までして茂さんを支え続けてきたんです！

弁護士になってマンションを買うという二人の夢のために、今さら受験を諦めれなくなってしまっていた茂は、紗英の想いを知り、離婚を受け入れることに。

茂さんの気持ちも聞かなきゃ二人は前に進めない。茂さんだって紗英さんのことを愛しているから、結婚当時の思い出のお店に行けるスタンプを集めていた…ならばお互いの要求を受け入れて、離婚した後もう一度結婚すればいいんです！

離婚裁判の法廷では、離婚が成立するまでが裁判、その後のことは当人同士の問題。有益な話し合いになったと裁判官からも太鼓判！最後まで間違えず、依頼人の本当の気持ちを引き出した麗、初めて弁護士として納得の行く形で閉廷。

凛香さん、いろいろとありがとうございました。
まさか蝶野さんに頼んで、健吾くんのことまで
説得してくれるなんて…

あんたが弁護士として避けて通れない人は、まだいるでしょ。

知香ちゃん…！
あれだけ探しても見つからなかったのに…今どうして…！？