インタビュー

小池栄子さん(平原あかり役)

台本を読んだ感想を聞かせてください。

しっかりした骨太な作品だな、と感じました。1話ごとの内容がかなり濃くて、実際にモデルとなる診療所もあり、そこで起こった本当の出来事を描いているとのことなので、丁寧に演じたいと思いました。
ずいぶん先まで台本が出来ていて、演じるほうとしてはありがたいのですが、とらわれずに演じたいと思っているので、あまり先の台本は読まないようにしています。

看護師役ということですが

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自分にはもちろん経験がないので、どこまで本当に近づけるかというのはちょっと心配な部分ではあります。医療シーンは、もっとリハーサルをやりたいな、と思うのですが、その場で起こることですからバタバタしながらあわててやる、というのもリアリティがあっていいかな、と思っています(笑)。
専門用語を言いながら作業をしていて大変ですが、指導の先生がOKとおっしゃっているんだから大丈夫!と信じてやっています(笑)。でもかなり厳しく見てくださる先生方で、妥協しないでくださるのでありがたいです。

演じていらっしゃるあかりさんとは、どんな人だと思われますか?

大きな人間だな、というのが第一印象です。桃花という身内を背負っているということで、そこは常に念頭において演じています。
山の診療所の中では看護師長というようなポジションで、動揺してしまうこともありますけれど、やはり若い子たちの見本にもなりたいですし、自分も先生たちに勉強させてもらいたいという気持ちもあるし、何と言っても子どもを産んでいることで、気持ちがどっしりしているはずなんです。わたしはまだ未体験ですが、子どもを産んだ友人と自分との一番大きな差というのはやはりその懐の広さだと感じるので、あの山のチームのお母さん的存在でありたいといつも思っています。
役を演じるときには、大体演じた役に教えられることが多いので、自分の考え方とか世界観を広げてくれる役に今回も出会えたな、と嬉しく思っています。

何故、あかりさんは山の診療所に来ているんだと思われますか?

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決して下の世界に不満があるということではないと思います。かといって、ハードルの高いものを目指そうという好奇心で来ているわけでもありません。やはり子どもがいるから、夏休みに集団生活や大人との生活をさせられるというのは、母親としてとてもいい環境だと思いますね。子どもがいなかったらどうだったか、と思うとわかりませんが、今は子育ての一環として考えているんだろうと思います。あとは人を一人でも救いたい、微力ながらこんな過酷な現場で誰かが命を救われたということは、いい意味でクセになると思いますし、やはり誰かの役に立てたり必要とされていることは、人が生きることのモチベーションになりますから、あかりはそういうことを欲しているのかも知れませんね。

撮影の雰囲気はいかがですか?

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とても居心地がいいです。プロ意識の高い人たちが集まっていて、みんなやるべきことを分かって現場に来ていますし、その点はすごく信頼しています。
桃花役の本田望結ちゃんが素直にかわいいです。なるべくコミュニケーションをとって一緒にいる画に違和感がないようにしたいと思っていますが、そこは望結ちゃんがかなりプロフェッショナルなので、よく一緒に話してくれています(笑)。
尾野さんは以前からファンで、いつか共演してみたいと思っていた方だったのですごく嬉しいです。役柄として、あかりと遥は手を取り合っていくことが多いので、相手が尾野さんでとても心強いです。「ここでこう動きたいんだけれど」などと相談すると、ちゃんと一緒に考えて作ってくださいます。若手の医大生チームが動きに迷っているときに、「こうすれば皆も一緒に動けるのではないか」と気づく点が一緒だったりと、嬉しい発見でした。
向井さんも思った通り飾らない方です。時任さんは、芸能界に入る前から見ていた方なので、目の前でお芝居が見られるのは嬉しいです。

ご覧の皆さまにメッセージをお願いします。

熱烈な恋愛があるわけではないし、やっている作業は実は地味な作業なので、これがドラマとしてどう成立するのか、見てくださる方からどんな反応が来るのか不安でもあり楽しみでもあります。でもこういったドラマが支持される世の中になって欲しいな、と思う作品ですので、どうぞたくさんの人に見ていただきたいです。