インタビュー

角野卓造さん（田端守雄役）

このドラマ企画のお話を聞いたときの感想は？

捜査1課や鑑識課はドラマで何度も演じたことがありますが、このドラマの舞台となる捜査3課という課があることを、このお話を聞くまで知りませんでした。窃盗を専門に扱っている部署で“泥棒刑事”と呼ばれている捜査3課ですが、考えてみると、世の中の犯罪の中でも多いのが、泥棒という事案かなと思うと「あぁ、なるほどね」と感じましたね。

台本を読んだ感想は？

捜査1課が3課になにかと助けられるというところも、なかなかユニークな話だなと思いました。高橋克実君が演じるハギさんが、事件の捜査を進める上で、思っていることをなかなか言ってくれないので、我々捜査1課の人間がイライラさせられるというところなども、このドラマの面白味の一つだと思います。

今回演じられる田端警視正という人物はどんな男性でしょうか？

わりと強面な男だと思います。僕の場合、なにかと板ばさみになる役が多くてね、例えば部下と上司とか嫁と姑とかの間に板ばさみになることが多いのだけど（笑）、今回の役のように上からズバッとモノを言う強い人をあまり演じたことがないので、なんだか嬉しいですね。
それと、捜査1課の課長ですけど、ノンキャリアの叩き上げという設定なので、エリートっぽい感じではないですね。べらんめぇな口調で男気を感じさせる人物だと思います。捜査3課のハギさんに対しては、彼の存在を認めてはいるんですけど、なにか彼に対して文句を言うときはしっかり言うというように、メリハリをもって接していると思います。

田端を演じていて感じることは？

第1、2話では大きな捜査会議があって、田端は捜査本部長としてそこでいちばん偉そうにしゃべっているんですけど、そういった役はあまりやったことがなかったので、やっぱり気持ちが良かったですね（笑）。役として、新鮮な気持ちで演じられると思います。でも、いつも板ばさみな立ち位置が多かったので、優柔不断な部分が出ないよう気をつけないといけないですね。

共演される高橋克実さんの印象は？

なんか、首から上が似てるでしょ？（笑）。それは冗談として、克実君とはその昔、同じ舞台を長くやっていたことがあって、控え室も一緒だったんですね。そのときはよくお酒も飲みましたし、なんというか気心が知れているという感じです。なのでこの度、ドラマでご一緒できるのはすごく嬉しいですね。

最後に視聴者の方へメッセージをお願いします！

“ドロボー刑事”と呼ばれる警視庁の捜査3課が舞台で、高橋克実君演じる萩尾警部と榮倉奈々ちゃん演じる背が高くてスタイルの良い新米刑事という、ちょっと今までにない組み合わせがおもしろく、彼ら二人が僕らの捜査1課を助けてくれます。大変おもしろいドラマだと思いますので、ぜひご覧になってください。

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