2008年1月27日(日) 文部科学大臣奨励賞選考会レポート大会レポート
1月27日(日)東京・赤坂のTBSで、
平成19年度「こども音楽コンクール文部科学大臣奨励賞選考会」が開催されました。
全国7ブロックの地区大会、ブロック大会の代表校が、テープで出場しました。
今年度の応募数は、全国で2,271校、およそ68,000人の皆さんが「こども音楽コンクール」に参加され、演奏を披露してくれました。参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました。また来年度もぜひ参加してくださいね!

小・中学校声楽部門の審査員の先生方

小学校器楽部門の審査会場

中学校器楽部門の審査員の先生方

東北放送、名久井麻利アナウンサー

中部日本放送、南部志穂アナウンサー

毎日放送、前田阿希子アナウンサー
審査員の先生
文部科学大臣奨励賞の選考会は、小・中学校の声楽部門、小学校の器楽部門、中学校の器楽部門の3会場に分かれて審査が行われました。各会場7名の先生方が審査を担当してくださいました。
小・中学校声楽部門・・・黒川武先生(音楽教育)、小櫻秀爾先生(作曲家)、越賀理恵先生(声楽家)、清水喜承先生(声楽家)、田島好一先生(声楽家)、廣瀬恭子先生(声楽家)、峯岸創先生(音楽教育)
小学校器楽部門・・・木村真喜子先生(ヴァイオリン)、柞山一郎先生(弦楽器)、羽吹明先生(トロンボーン)、深江彰先生(クラリネット)、小森昭宏先生(作曲家)、渡部勝彦先生(作曲家)、高須一先生(音楽教育、文部科学省)、
中学校器楽部門・・・清水和高先生(フルート)、舘野英司先生(チェロ)、中塚良昭先生(ヴィオラ)、吉田太美男先生(トランペット)、田中利光先生(作曲家)、岡本仁先生(指揮者)、鈴木寛先生(音楽教育)
審査員の先生から
峰岸 創先生(小・中学校の声楽部門)から
小学校、中学校の重唱と合唱を聴かせて頂きました。本当に素晴らしい演奏に深い感動をいたしました。
重唱では、個々の個性と全体の共鳴のバランスの表現力を生かした音楽の力を感じさせられました。特に言葉の表現を生かす工夫がいかに大事かということを強く感じます。
合唱は、大人数でも明確な言葉の表現が出来ていることが重要であると思いました。
最後に重唱も合唱も基本的には、縦のベクトルの豊かさや美しさが大切です。そして、日本語歌詞の場合には日本語の特性を生かして和声の中で主張できる歌唱法の工夫が大事であるか、特に優れた演奏から気付かされました。
小森 昭宏先生(小学校の器楽部門)から
それぞれの地区でトップの成績を納めた方々の演奏なので、とても水準が高くて甲乙つけ難く、審査をしていても楽しい時間を過ごすことが出来ました。
オーディオの機材が良くなりTVの音質も良くなったせいでしょうか、世界中のいろいろな良い音楽、良い演奏を聴く機会が増え「音楽」が何であるかを、体得なさっている方が多いのでしょう。とても小学生とは思えない素晴らしい演奏をたくさん聴くことが出来ました。
ありがとうございました。
岡本 仁先生(中学校の器楽部門)から
【中学校 重奏】
いずれも、それぞれにふさわしい選曲で、演奏もどこか大人びて、ニュアンス、Tempo共に成熟した感じを受けた。しかし、これがたった1枚のCDを聞き過ぎた結果でなければ良いのだが・・・と思う。
【中学校 合奏第1、第2、管楽合奏】
重奏に比べ、選曲にやや背伸びした感を受けないこともない。技術の高さには感心するが、感動はまたそれとは別のもの、余裕を持った選曲で伸びやかな表出・表現を望みたい・・・と思う。演奏面もさる事ながら選曲にもセンスと節度が欲しい。
平成19年度こども音楽コンクール 文部科学大臣奨励賞受賞校 | |||||||
ブロック | 学校名 | 学年 | 人数 | 形態 | 曲名 | 作〔訳)詞・作〔編)曲 | 指揮・伴奏 |
小学校重唱部門 | |||||||
東北 | 青森県大間町立 大間小学校 |
6 | 6 | 六重唱 | 台風は考える | 藤 哲生 加賀 清孝 |
無伴奏 |
中学校重唱部門 | |||||||
東日本A | 千葉県松戸市立 第四中学校 |
2・3 | 4 | 混声四重唱 | ジェリコの戦い | スピリチュアル 河西 保郎(編) |
無伴奏 |
小学校合唱部門 | |||||||
北海道 | 北海道札幌市立 南白石小学校 |
4~6 | 35 | 三部 | 「ひかる地球」から 鬼は内 |
鈴木 憲夫 (詩・曲) |
向出 彰(先) 早川 実佐子(先) |
中学校合唱部門 | |||||||
中部日本 | 愛知県名古屋市立 神沢中学校 |
1~3 | 42 | 混声四部 | 組曲「未来への決意」から 人間 | 片岡 輝 鈴木 憲夫 |
中村 恭子(先) 柘植 千晶(先) |
小学校重奏部門 | |||||||
東日本A | 千葉県船橋市立 習志野台第一小学校 |
5・6 | 4 | クラリネット四重奏 | クラリネット ラプソディ | D.ベネット | |
中学校重奏部門 | |||||||
西日本A | 奈良県天理市 天理中学校 |
3 | 4 | 弦楽四重奏 | 「アメリカ」から 第四楽章 | ドヴォルザーク | |
小学校合奏第1部門 | |||||||
東日本A | 千葉県船橋市立 峰台小学校 |
5・6 | 20 | 筝合奏 | 妖精(エルフ) | 吉崎 克彦 | |
中学校合奏第1部門 | |||||||
西日本B | 愛媛県西予市立 野村中学校 |
1~3 | 18 | 筝合奏 | 筝四重奏曲 | 長沢 勝俊 | |
小学校合奏第2部門 | |||||||
東日本A | 千葉県習志野市立 谷津小学校 |
4~6 | 105 | 管弦楽 | バレエ音楽「三角帽子」から 終幕の踊り |
ファリャ | 冨田 政芳(先) |
中学校合奏第2部門 | |||||||
東北 | 福島県郡山市立 郡山第二中学校 |
1~3 | 63 | 管弦楽 | 交響曲第9番「新世界」から 第一楽章 |
ドヴォルザーク | 芳賀 紀美江〈先) |
小学校管楽合奏部門 | |||||||
東日本A | 千葉県船橋市立 習志野台第一小学校 |
4~6 | 70 | 吹奏楽 | 悪魔の踊り | J.ヘルメスベルガー二世 高橋 徹(編) |
河野 千尋(先) |
中学校管楽合奏部門 | |||||||
中部日本 | 愛知県岡崎市立 岩津中学校 |
1~3 | 48 | 吹奏楽 | 歌劇「トゥーランドット」から | プッチーニ 後藤 洋(編) |
織部 一良(先) |
平成19年度こども音楽コンクール 審査員特別賞受賞校 | |||||||
小学校重唱部門 | |||||||
西日本A | 広島県東広島市立 寺西小学校 |
5・6 | 8 | 八重唱 | 野原のこえたち | 佐藤 誠一 (詩・曲) |
無伴奏 |
小学校合唱部門 | |||||||
東日本A | 千葉県船橋市立 咲が丘小学校 |
3~6 | 56 | 三部 | 虹がなければ | 坂田 江美 吉田 峰明 |
中台 恵子(先) 三浦 由紀(先) |
小学校合唱部門 | |||||||
東日本B | 長野県茅野市立 玉川小学校 |
4~6 | 38 | 四部 | あいつ | 蓬莱 泰三 南 安雄 |
松澤 和美(先) 尾中 志穂(先) |
中学校合奏第1部門 | |||||||
東日本A | 東京都町田市 玉川学園中学部 |
1~3 | 19 | 弦楽合奏 | シャコンヌ | パーセル ブリテン(編) |
鈴木 孝春(先) |
中学校合奏第2部門 | |||||||
西日本A | 奈良県天理市 天理中学校 |
1~3 | 36 | 弦楽合奏 | ルーマニア民俗舞曲 | B.バルトーク | 岡本 直子(先) |
日時:3月1日(土) 13:20 開場予定/14:00 開演予定 場所:東京オペラシティ コンサートホール 授賞式の内容 渡海文部科学大臣(出席予定)から各受賞校に賞状の授与。 受賞した4校のみなさんに、受賞曲の記念演奏をしていただきます。 連弾の「レ・フレール」と「FUTABA」をゲストに迎えて、連弾の妙技と楽しさを発見! 観覧をご希望の方は、必ず往復はがきでお申し込みください。 住所・氏名・観覧する希望人数をご記入の上(返信用にも住所、氏名をお忘れなく) 〒107-8066 TBSラジオ こども音楽コンクール締め切りは、2月15日(金)到着分まで有効とさせていただきます。 また、応募多数の場合は抽選とさせていただく場合もありますので、ご了承ください。 |
