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土曜朝イチエンタ。堀尾正明+PLUS!

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土曜朝イチエンタ。堀尾正明+PLUS!

番組からのお知らせ
プロフィール

堀尾正明

堀尾正明(ほりおまさあき)

生年月日:1955年4月24日
出身地:埼玉県
趣味:ゴルフ

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大学在学中に文学座附属演劇研究所に入り、研究生としてミュージカルに出演。81年にNHKにアナウンサーとして入局、初任地はNHK北九州放送局。
東京へ異動後は芸能畑を担当し、95年開始の『スタジオパークからこんにちは』メインキャスターとなり、人気を博す。
00年『NHKニュース10』のキャスターに抜擢され報道番組を担当。その後『サタデースポーツ』『サンデースポーツ』担当に廻りスポーツ畑へ。2002 FIFAワールドカップのメインキャスターを担当。

長峰由紀

長峰由紀(ながみねゆき)
TBSアナウンサー

生年月日:1963年6月28日
出身地:埼玉県
趣味:演劇鑑賞、相撲観戦

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●出身高校:埼玉県立松山女子高等学校
●出身大学:立命館大学 文学部 中国文学科
●身長:153cm
●血液型:O型
●入社年度:1987年

人権TODAY

人権に関わる身近な話題をテーマに掲げて、ホットなニュースをお伝えしています。

暑さへの取り組み「避暑シェルター」

放送日:2012年08月11日
担当:波岡 陽子

今日は「暑さ」を取り上げます。
この暑さで心配されているのが「熱中症」です。
総務省消防庁のまとめでは、先月=7月一ヶ月間に病院などで
熱中症の手当を受けた人は全国で2万人以上と、過去最も多かったそうです。
こうした中で、「日中暑い中、節電でエアコンをつけずに
自宅でじっとしているよりは涼みに来て下さい」と
「避暑シェルター」という場所が設けられています。
取材したのは、東京・品川区の東品川シルバーセンターという
高齢者向けの施設です。賑わっていた利用者に話を聞きました。。


(女性)
毎日暑いからここに来ないといられないよ。
家は隣だけど、西日が 射して暑くて。
部屋35℃もあるんだよ。
ここが一番いいよ。お茶はでるし、お風呂は入れるし。
(男性)
助かるね。喉乾いたなと思ったらこっちのはさっぱり、冷たくておいしい。
気軽に遠慮しないで飲めるね。


暑い部屋に我慢して居続けるよりは、涼しいところで水分をまめにとる。
こうしたことは大切ですから、この「避暑シェルター」は助かり ますね。
品川区内でこうした施設は62か所あって
この東品川シルバーセンターでは冷たいお茶やおしぼりを用意して、
誰でも涼める場所を提供しています。
一日400人いる利用者のうち約300人が、
入口におかれたお茶を 口にするようで、
センターでは、毎日30リットルほどお茶を作るんだそうです。
品川区高齢者いきがい課課長の白鳥仙太郎さんは こう話します。


(白鳥さん)
日中日差しの強いさなかで、やはりご家庭の中でも熱中症に
なられる方も いらっしゃいますので、
特にお年寄りですとか、 小さなお子さんのご家庭については、
こういう施設にお越しいただいて、クールシェアをしていただこうと、
こういう考え方で 熱中症対策・節電対策の2本柱でこの避暑シェルターを設置しています。


このように「暑さ」対策ということから設けられた
「避暑シェルター」ですが、こんな効果もあるようです。


(女性)
毎日きています。最高ですよ。カラオケやったり、踊りやったり。
うちにいてクーラーかけても涼しいけど、もったいないじゃないですか。
ここだったらみんないるし、話し相手になってくれる。 私なんか一人住まいだから。


涼しみながら、おしゃべりもできるんですね。
避暑シェルターで涼みに来る人の最初の一声はやはり、
「暑いですね」 なので、知らない人同士でも、
そこから会話が始まるようです。
一方、民間でも、こうした取り組みが始まっています。
世田谷区の経堂すずらん通り商店街では、今年から、
商店街の空き店舗を 利用して、
「お休み処 ほっとステーション」をオープンしました。
商店街の入り口近くにあり、買い物の途中にも、涼んで行ってもらおうと
冷房がきいた中で冷たいお水を用意しています。
ほっとステーションの中には、涼むだけではなく、
商店街のお得な情報もいっぱいです。
経堂すずらん通り商店街副理事長の
川名秀則さんはこう話しています。


(川名さん)
月に2回スペシャルイベントでやっているんです。
お試しチケットという形で値段の10分の1の値段でチケットを 販売する。
いわゆるお買い物券ですよね。売れ行きは即完売です
ホットな情報も発信しているという事です。


ほっと一息つけるし、お得な情報も手に入る。
一石二鳥なんですね。
最近商店街では、喫茶店が減る傾向にあるようで、
こうした お休み処はとても重宝されています。
空き店舗の利用ということもあり、
商店街の活性化、PRにとても有効なようです。

残暑厳しい折、熱中症にはまだまだ注意が必要です。
こうした場所は大切ですから
各自治体の窓口に問い合わせるなどして調べておくのも良いでしょうね。


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