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中村キャスターが取材した2008年9月の乗馬会 |
中村愛美・情報キャスターが東京・狛江市の多摩川河川敷で開かれた乗馬会を取材しました。障害者向けの地域デイサービスを行っている狛江市のNPO法人「福祉ネット・ナナの家」が企画している「多摩川乗馬会」で、年に4回〜6回開かれています。
「障害者乗馬」には治療目的の専門的なものもありますが、この乗馬会は「障害を持つ人も持たない人も一緒に、楽しみながら交流してほしい」という乗馬会です。
「ナナの家」の代表、皆河える子さんの長男、雅史さんは難病で車いす生活ですが、小学生の時、馬に乗せてみるととても喜んだことがきっかけで、皆河さんは「障害者乗馬」に取り組むようになりました。そして1999年からは「普通の人にも魅力的なことを企画したい。それを通じて、障害を持っている人も同じ人間で、同じような楽しみを求めていることをわかってほしい」と考え、「多摩川乗馬会」を始めました。
「多摩川乗馬会」では、コースを1周する「引き馬」が500円。障害を持つ子が「乗馬のレッスン」を受ける時は別途料金がかかります。「障害者乗馬インストラクター」の資格を持つ皆河さんの長女の梓さんが、その子の状態にあわせたプログラムを立ててくれます。
乗馬コーナーの他にも内容は盛りだくさんで、ヤギやウサギがいる「ふれあい動物園」やフリーマーケット、屋台なども出て、中村キャスターが取材した9月21日の乗馬会はおよそ1000人が訪れ、賑わいました。
障害者が馬に乗る機会は増えつつありますが、障害のあるなし関係なく楽しめる乗馬会はまだ珍しいということです。
「福祉ネット・ナナの家」の「多摩川乗馬会」。次の乗馬会は2008年11月2日(日)です。
会場は小田急線「和泉多摩川」駅から歩いて5分ぐらいの多摩川河川敷。
問い合わせは 03−5438−2773、「福祉ネット・ナナの家」まで。
関連情報・お問い合わせ先
- 福祉ネット・ナナの家
http://www006.upp.so-net.ne.jp/net7/