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SPコード |
今、音の出る印刷物、「SPコード」という表記が注目を集めています。
「SPコード」とは、切手大の模様で、およそ800文字分の文章が入っています。
そして、専用の機械で読みとると、それが音声で再生されるんです。
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深見社長 |
2年前にこのSPコードを開発した、印刷会社・廣済堂スピーチオ販売株式会社の深見拓史社長は、視覚障害者は現在30万人以上いるとみられ、厚生労働省によりますと、その中で点字が読めるのは、実は1割程度。
点字の表示とか、点字の印刷物はいろいろあっても、読める人が多いわけではないので、情報の入手はまだまだ困難だとおっしゃいます。そこでこのSPコードを作りました。
このSPコード、最大の特徴は、自分で簡単に作れる事です。
ワードなどのワープロソフトで打ち込んだ文章を、廣済堂のHPや、売られているソフトを使い、簡単に変換できます。
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スピーチオ |
そしてこのSPコードを、卵のような形をした、オレンジ色の読みとり機「スピーチオ」に通すと、音声が流れます。
そしてこの「SPコード」を取り入れた福井県のボランティア団体、「みちしるべ推進委員会」は、目が不自由で点字が読めない方のために、電車の時刻表を作りました。
副理事長の西木憲治さんは、目の不自由な方々はかなり喜んでくれたが、作ってみて始めて、ちゃんとコミュニケーションを取って作らないと、内容が上手く伝わらないとわかった、とおっしゃいます。
これを機に、視覚障害者と健常者のコミュニケーションの輪が広がるといいですね。
お問い合わせは、
03−5484−8827
廣済堂まで。