
4年に1度のオリンピックイヤー。ギリシャのアテネではオリンピックに引き続き、9月17日から「パラリンピック」が開催されます。
様々な障害を持つ選手達が様々な競技にチャレンジしますが、今年から新しい種目が4つ加わりました。そのうち、視覚障害者女子柔道の46キロ級に東京・板橋区在住の赤塚正美選手が出場します。
視覚障害者柔道の試合は「あらかじめ組み合った状態」で、合図と共に始まります。「場外」でもペナルティーはとられません。あとは普通の柔道と一緒です。
赤塚選手の練習を日本武道館で見学した平井麻枝子・情報キャスターですが、「普段はとっても穏やかな方で、話すことが大好きな優しそうな方なんですが、黒帯の柔道着に着替えると一変。自分より大きな男性に得意の背負い投げを決めたときはびっくりしました」と話していました。
「練習に協力してくれる先生達のためにも、メダルを取れるよう頑張りたい」と話す赤塚選手ですが、悩みは練習場所と練習相手の確保。団体戦も可能なほど層の厚い海外のチームに比べ、日本ではまだまだ視覚障害者の柔道は知られていません。
赤塚選手の活躍と共に、視覚障害者柔道、そして障害者スポーツ全般への理解が広がり、関心も高まってほしいものです。