ニュースの視点

ニュースの視点 午後3:00〜4:00 再放送 同日午後9:00〜10:00

事件・事故や政局、環境や教育問題、経済の動向から国際政治まで・・・。限られた時間では、伝えきれない事実や真実、捉え方があります。「ニュースの視点」では、時事問題の中から毎日一つのテーマを絞り、時にはゲストや専門家を招いたり、現場から生中継を繋いだり、ニュースバードのキャスターが、政治部、経済部、社会部、海外特派員などの現役記者や解説委員と共に、ニュースの本質に迫ります。

2018年03月31日放送

#2531「『今日もあなたと一緒に。』学生達がみた地下鉄サリン事件」

ゲスト  :「地下鉄サリン事件被害者の会」代表世話人 高橋シズヱさん
キャスター:島津久美子

【テーマ】
オウム真理教が地下鉄にサリンをまき、13人が死亡、約6300人が重軽傷を負った「地下鉄サリン事件」から3月20日で23年が経過、また膨大な時間を費やした刑事裁判は今年1月に終結しました。そして、現在(2018年3月末)は元幹部らに下された死刑の執行が焦点となっています。そんな中「地下鉄サリン事件被害者の会」代表世話人の高橋シズヱさんの素顔を捉えたドキュメンタリー「今日もあなたと一緒に。」を上智大学文学部新聞学科のグループが制作しました。作品は、TBS主催の映像コンテスト「DigiCon6」でも優れた実写作品に送られる「ライブ・アクション賞」を受賞し、内外で高い評価を得ています。今回はその作品を放送、また、制作した学生の思い、そして高橋さんの思いに迫ります。
【放送後記】
地下鉄サリン事件が発生した当時、私は6歳でした。事件のニュースを目にした時のことは今でも覚えています。マスクをした人々や、霞ヶ関駅がパニック状態になっている様子などから、なんともいえない恐怖心に駆られ、幼いながらにも衝撃を受けました。23年が経った今、私はキャスターとしてニュースと関わる仕事が出来ているからこそ、事件についての話題に触れる機会や、考える機会があります。しかし、普通に生活をしていたら事件について考えることなどなくこの時間を過ごしていると思います。そんな中で今回、“事件後に生まれた”学生が「地下鉄サリン事件被害者の会」代表世話人である高橋さんの日常に興味を持ち、ドキュメンタリーを制作したというのは驚きでした。そこには事件後に生まれたからこそ聞くことが出来た質問や、そんな学生だからこそ引き出せた高橋さんの笑顔や表情、言葉がありました。また、代表世話人とは違う、普通の主婦としての高橋さんの姿がそこにはありました。事件を知らない若い世代はこれからどんどん増えていきます。二度と同じような事件がおきないためにも、今後も多くの人を交えて事件について考えていかなければならないのだと思いました。(島津久美子)

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2018年03月30日放送

#2530「『#マンガで報道局』白熱審査の舞台裏」

解説   :TBSテレビ報道局デジタル編集部 池田誠
キャスター:上野愛奈

【テーマ】
TBS NEWSとデジタルコンテンツの企画・制作・配信を手がける株式会社ピースオブケイクのウェブサービス「note(ノート)」がコラボレーションしたプロジェクトで、“ニュースをマンガやイラストで伝える”コンテスト「#マンガで報道局」が開催されました。コンテストのグランプリ作品などの受賞作を紹介、そして白熱した審査の舞台裏に迫ります。
【放送後記】
スマートフォンの普及に伴い、スマートフォン上のSNSを使って、どうすれば、よりニュースに関心を持ってもらえるか、新たな工夫が求められています。今回開催された「#マンガで報道局」には、クスッと笑える要素を折り込み、思い込みや先入観にハッと気づかされる作品、時事問題を私たちの日常の出来事に置き換えて問題の本質を解いている作品などが多く寄せられていました。マンガならではの、親しみやすく、分かりやすい表現が魅力です。寄せられた作品に対して、審査員の意見が様々に分かれた場面も面白かったです。このように議論が生まれる空間がSNS上で成熟していくことが大切だと感じました。(上野愛奈)

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2018年03月28日放送

#2529「取材記者と読む『東芝再建』〜半導体事業売却は」

ゲスト:ロイター通信 布施太郎 特別編集委員
キャスター:佐藤友香

【テーマ】
経営再建中の東芝が「再建のカギ」としていた半導体事業の売却。期限となる今月末を迎え、その行方は一体どうなるのか。売却を待たずに債務超過を回避できるとした再建シナリオに変化はあるのか。名だたる大企業の“経営危機の現場”を取材してきたロイター・布施太郎 特別編集委員に聞きます。

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2018年03月17日放送

#2528「原一男とドキュメンタリー」

ゲスト:映画監督 原一男さん
解説 :「報道特集」キャスター 金平茂紀
キャスター:岸田彩加

【テーマ】
2006年、大阪・泉南地域の石綿工場の元労働者やその家族らが、アスベストによる健康被害を被ったのは、対策を怠った国に責任があるとして提訴、損害賠償を求めた、いわゆる“大阪・泉南アスベスト国賠訴訟”を8年半に渡って追ったドキュメンタリー映画「ニッポン国VS泉南石綿村」が公開され話題を呼んでいます。観やすさや商業的なメリットから“映画は2時間”という枠を大きく超える3時間35分の上映時間に込めた思いとは。そして、ドキュメンタリーとは何かについて、監督の原一男さんにお話を聞きます。
【放送後記】
映画やドキュメンタリーは元々好きなのですが、恥ずかしながら原一男さんの作品を観たのは、今回取り上げた「ニッポン国VS泉南石綿村」が初めてでした。前半は、アスベストの被害を受けた方々のインタビューを中心に構成されています。多くの方が亡くなっていく現実が真正面から捉えられていて、涙が止まりませんでした。アスベストによって肺を患いながらもカメラに向かっては笑顔を欠かさない女性や、家族を肺の病気で亡くしながらも裁判に向けて活動する女性など、ノンフィクションだからこその残酷さがありました。
後半は、裁判の経過が重点的に描かれています。この映画は8年半もの長い期間をかけて撮られた作品なのですが、原監督は、「取材対象者がなんとなく大人しい感じがして、頭を悩ませ続けながら撮影していたら8年経ってしまっていた」とおっしゃっていました。でもこの8年半という時間がこの映画の良さを作っているのだと感じました。原監督は、これまで、激しさを伴っている表現者を多く撮ってきましたが、この平成の時代、そのような人がいなくなってしまったとおっしゃっていたのが印象に残りました。現代の日本の裁判制度について、現代の日本人の姿について、深く考えさせられる機会となりました。(岸田彩加)

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2018年03月03日放送

#2527「今後の日本経済を展望する」

ゲスト:ニッセイ基礎研究所 矢嶋康次さん
解説 :TBS経済部・民間キャップ 土居一雄
キャスター:岸田彩加

【テーマ】
仮想通貨流出問題や世界同時株安など、大きく動いた日本経済。この2か月を振り返り、今後に控える春闘の集中回答日や、日銀新体制スタートなど、今後の日本経済について考えます。
【放送後記】
株価上昇の勢いが止まらず、今年はまさに干支にちなんだ格言「犬笑う」の年になりそうだともいわれていた1月。しかし、2月に入るとアメリカ株の大幅下落を受けて、日経平均も1600円以上の下落。経済が予測不能であることを実感する出来事でした。今回出演してくださったニッセイ基礎研究所の矢嶋さんは、株価から仮想通貨の話題まで何でも詳しく話してくださり、その知識の広さに驚きました。仮想通貨に使われている技術「ブロックチェーン」が今後、様々な分野で活用されるというお話が興味深く、また詳しく伺いたいです。経済部の土居キャップは、取材している方ならではの現場の声を教えてくださいました。この放送の後、春闘の集中回答日がありましたが、焦点となった3%の賃上げを行った企業は多くなかったようです。春闘で各企業の回答はどうなるか、日銀の新副総裁がどのような発言をするのか、予測しながら話すことはとても面白かったです。経済は、発表されてから動くものではなく、多くの人の予測によって動くものだということが、今回、よくわかりました。最後に、それぞれ今年の経済の注目キーワードを書かせていただきましたが、それぞれのキーワードがどうなるか。注目しつつ、これからも経済の勉強を続けます。(岸田彩加)

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