ニュースの視点
事件・事故や政局、環境や教育問題、経済の動向から国際政治まで・・・。
限られた時間では、伝えきれない事実や真実、捉え方があります。
「ニュースの視点」では、時事問題の中から毎日一つのテーマを絞り、
時にはゲストや専門家を招いたり、現場から生中継を繋いだり、
ニュースバードのキャスターが、政治部、経済部、社会部、
海外特派員などの現役記者や解説委員と共に、ニュースの本質に迫ります。
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2012年5月22日放送
#1629 「東ティモール独立10年に想う」
ゲスト:東京大学 旭英昭 特任教授
キャスター:松澤千晶
【テーマ】
2012年5月20日、東ティモールが独立を宣言してから10年が経った。しかし、未だ1日1ドル以下で暮らす、「最貧困層」が国民の4割を占めていて、ルアク新大統領には経済の立て直しと政治の安定が求められている。独立10年を振り返りつつ、今抱えている問題について考えた。
【放送後記】
東ティモールが独立国家として誕生して10年。諸外国の援助を経て、国としての道を歩んでいますが、言語や教育、貧困問題など問題は山積みです。石油や天然ガスなど豊富な資源があるものの、その利益を上手く使いこなすことが出来ないなど、人材育成の面でもまだまだ課題があり、前途多難と言えるでしょう。しかし、0からスタートした国づくりが、10年でここまで成長したことを考えると、人材育成次第では、良い国作りも可能ではないでしょうか。今後の発展に期待したいところです。(松澤千晶)
2012年5月20日、東ティモールが独立を宣言してから10年が経った。しかし、未だ1日1ドル以下で暮らす、「最貧困層」が国民の4割を占めていて、ルアク新大統領には経済の立て直しと政治の安定が求められている。独立10年を振り返りつつ、今抱えている問題について考えた。
【放送後記】
東ティモールが独立国家として誕生して10年。諸外国の援助を経て、国としての道を歩んでいますが、言語や教育、貧困問題など問題は山積みです。石油や天然ガスなど豊富な資源があるものの、その利益を上手く使いこなすことが出来ないなど、人材育成の面でもまだまだ課題があり、前途多難と言えるでしょう。しかし、0からスタートした国づくりが、10年でここまで成長したことを考えると、人材育成次第では、良い国作りも可能ではないでしょうか。今後の発展に期待したいところです。(松澤千晶)
2012年5月21日放送
♯1628 「沖縄は本当に復帰したのか」
解説:報道特集キャスター 金平茂紀
キャスター:松澤千晶
【テーマ】
「厳粛な式典にふさわしくない挨拶かもしれないがご容赦願いたい」
沖縄本土復帰40年を祝う式典で
上原康助元沖縄開発庁長官の挨拶はこんな一言から始まった。
「野田総理、駐日米大使、両閣下に強く申し上げたい
民主主義社会は世論を尊重することが基本だ。
なぜ両政府とも沖縄県民の切実な声をもっと
尊重しないのか・・これは誰が考えても異常だ」
沖縄タイムス社などの世論調査では
「沖縄のアメリカ軍基地が減らないのは、
本土による沖縄への差別だと思う」と
答えた人が沖縄では50%にのぼった。
沖縄は本当に日本に復帰したと言えるのか。
沖縄県民に向けられた
野田総理のメッセージは、沖縄振興で県からの要望を
実現している「成果」をアピールする内容がほとんどで、
基地の負担軽減に向けた具体策については曖昧なままだった。
式典には、元県知事の太田昌秀さんをはじめ欠席した人も多く、
上原康助氏は沖縄に降る、この日の雨を
「悔し涙」と言ったそうだ。
復帰から40年、
今なお県民の思いが届かない沖縄の現状を考えた。
【放送後記】
沖縄が日本に返還されて40年が経ちますが、未だに多くの米軍基地が存在していることから、これを完全に「本土復帰」とは言い切れず、今なお、アメリカの支配下にあるといっても過言ではありません。沖縄県内外に限らず、この復帰に関しては温度差も生じており、米軍基地の問題もまとまらないことから、今後の展開は不透明です。しかし、こうした状況の中、沖縄では人口が増加しています。これからの日米関係の発展によっては、より良いエネルギーを生み出せる可能性もあるのです。日本という国で繋がっている以上、これは沖縄住民だけの問題ではありません。まずはこの「沖縄」について、日本国民一人一人意識することが第一歩なのではないでしょうか。(松澤千晶)
「厳粛な式典にふさわしくない挨拶かもしれないがご容赦願いたい」
沖縄本土復帰40年を祝う式典で
上原康助元沖縄開発庁長官の挨拶はこんな一言から始まった。
「野田総理、駐日米大使、両閣下に強く申し上げたい
民主主義社会は世論を尊重することが基本だ。
なぜ両政府とも沖縄県民の切実な声をもっと
尊重しないのか・・これは誰が考えても異常だ」
沖縄タイムス社などの世論調査では
「沖縄のアメリカ軍基地が減らないのは、
本土による沖縄への差別だと思う」と
答えた人が沖縄では50%にのぼった。
沖縄は本当に日本に復帰したと言えるのか。
沖縄県民に向けられた
野田総理のメッセージは、沖縄振興で県からの要望を
実現している「成果」をアピールする内容がほとんどで、
基地の負担軽減に向けた具体策については曖昧なままだった。
式典には、元県知事の太田昌秀さんをはじめ欠席した人も多く、
上原康助氏は沖縄に降る、この日の雨を
「悔し涙」と言ったそうだ。
復帰から40年、
今なお県民の思いが届かない沖縄の現状を考えた。
【放送後記】
沖縄が日本に返還されて40年が経ちますが、未だに多くの米軍基地が存在していることから、これを完全に「本土復帰」とは言い切れず、今なお、アメリカの支配下にあるといっても過言ではありません。沖縄県内外に限らず、この復帰に関しては温度差も生じており、米軍基地の問題もまとまらないことから、今後の展開は不透明です。しかし、こうした状況の中、沖縄では人口が増加しています。これからの日米関係の発展によっては、より良いエネルギーを生み出せる可能性もあるのです。日本という国で繋がっている以上、これは沖縄住民だけの問題ではありません。まずはこの「沖縄」について、日本国民一人一人意識することが第一歩なのではないでしょうか。(松澤千晶)
2012年5月17日放送
#1627 「竜巻被害 不安定な大気状態続く」
解説:増田雅昭 気象予報士
キャスター:汾陽麻衣
【テーマ】
茨城県つくば市などで発生した竜巻。そして各地で降ったひょう。このところ大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴った激しい雨や落雷に加え、竜巻などの激しい突風などに警戒する日々が続いている。規模が大きくなれば深刻な災害に繋がりかねない。私たちはどのようにして身を守れば良いのか。増田気象予報士と共に考えた。
【放送後記】
今回の竜巻被害、映像を見たとき日本国内で起きたものとは信じられず大きな衝撃を受けました。スーパーセルと呼ばれる特殊な積乱雲の発生が竜巻を生み出したと言われていますが、これまでスーパーセルの発生は日本国内ではありえないといわれていたそうです。しかし、今回そのスーパーセルが発端となり大きな被害をもたらしました。国内でも竜巻に対する認識を変えるべき時期なのでしょうか。また竜巻は予報が非常に難しく、逃げるまで数分しかない場合も多いとのことです。竜巻が進行する方向の直角に逃げること、そして室内にいた場合は窓ガラスから離れることなど、限られた時間内で身を守るために日頃から頭に入れて、シミュレーションしておく必要がありそうです。(汾陽麻衣)
茨城県つくば市などで発生した竜巻。そして各地で降ったひょう。このところ大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴った激しい雨や落雷に加え、竜巻などの激しい突風などに警戒する日々が続いている。規模が大きくなれば深刻な災害に繋がりかねない。私たちはどのようにして身を守れば良いのか。増田気象予報士と共に考えた。
【放送後記】
今回の竜巻被害、映像を見たとき日本国内で起きたものとは信じられず大きな衝撃を受けました。スーパーセルと呼ばれる特殊な積乱雲の発生が竜巻を生み出したと言われていますが、これまでスーパーセルの発生は日本国内ではありえないといわれていたそうです。しかし、今回そのスーパーセルが発端となり大きな被害をもたらしました。国内でも竜巻に対する認識を変えるべき時期なのでしょうか。また竜巻は予報が非常に難しく、逃げるまで数分しかない場合も多いとのことです。竜巻が進行する方向の直角に逃げること、そして室内にいた場合は窓ガラスから離れることなど、限られた時間内で身を守るために日頃から頭に入れて、シミュレーションしておく必要がありそうです。(汾陽麻衣)
2012年5月16日放送
#1626 「病気の『数字』のウソを見抜く」
ゲスト:日経BP社 北澤京子さん
解説:解説・専門記者室 小嶋修一
キャスター:笹岡樹里
【テーマ】
「日本人の2人に1人ががんになる」、「・・・による心臓発作のリスクは10%」、「30%の患者に効果が出ています」など、インターネットの普及も相まって、世の中には医療に関する数字が氾濫している。いまこそ、その裏に隠された数字のウソを見抜き、正しい情報で“判断”することが求められている。こうした“統計”の問題を米国で勉強し、表題と同じ書物を翻訳出版した訳者に、実例を紐解く形でその要諦を語ってもらった。
【放送後記】
今回、街頭で若者から高齢者まで50人にインタビューしました。皆さん、身体や病気・医療のことに関心が高く、個々人の経験や環境などから、しっかりとした考えを持っていることを感じました。だからこそ、『病気の数字』に惑わされたり、誤った解釈をするべきではなく、正しい情報を知るべきだと強く思いました。私自身、今回の視点を通して、『病気の数字』は、まさに「命に係わること」なので、表示されている数字を鵜呑みにするのではなく、多角的に分析できる目を持つことが大切だということを学びました。(笹岡樹里)
「日本人の2人に1人ががんになる」、「・・・による心臓発作のリスクは10%」、「30%の患者に効果が出ています」など、インターネットの普及も相まって、世の中には医療に関する数字が氾濫している。いまこそ、その裏に隠された数字のウソを見抜き、正しい情報で“判断”することが求められている。こうした“統計”の問題を米国で勉強し、表題と同じ書物を翻訳出版した訳者に、実例を紐解く形でその要諦を語ってもらった。
【放送後記】
今回、街頭で若者から高齢者まで50人にインタビューしました。皆さん、身体や病気・医療のことに関心が高く、個々人の経験や環境などから、しっかりとした考えを持っていることを感じました。だからこそ、『病気の数字』に惑わされたり、誤った解釈をするべきではなく、正しい情報を知るべきだと強く思いました。私自身、今回の視点を通して、『病気の数字』は、まさに「命に係わること」なので、表示されている数字を鵜呑みにするのではなく、多角的に分析できる目を持つことが大切だということを学びました。(笹岡樹里)
2012年5月15日放送
#1625 「ギリシャ債務危機 連立協議の行方〜欧州 揺らぐ緊縮財政〜」
ゲスト:慶應義塾大学法科大学院 庄司克宏教授
キャスター:松澤千晶
【テーマ】
今月6日に行われたギリシャ議会選挙。単独で過半数を制した党がなかったため、連立に向けた協議が進められている。しかし、各党の溝が埋まらず協議は暗礁に乗り上げている。このまま交渉が決裂し再選挙となった場合、世界経済にどのような影響を与えるのだろうか。
【放送後記】
ギリシャでは政治的混乱が財政不安へと繋がっています。これまでの財政緊縮策への反発が高まり、国民が一斉に反緊縮財政へ動き出した格好ですが、反緊縮を掲げる政党に具体的な政策があるわけではなく今後の政権運営は難航すると予想されます。また、こうしたことからユーロ圏全体の債務危機への不安が高まり、株式市場や為替市場にも大きな影響が出ています。ギリシャ以外の欧州各国でも反緊縮財政の動きが広がっており、フランスでは成長重視の方針を打ち出すなど、これまでと違った動きが見られることから、今後、EUは過渡期に入るということも考えられそうです。(松澤千晶)
今月6日に行われたギリシャ議会選挙。単独で過半数を制した党がなかったため、連立に向けた協議が進められている。しかし、各党の溝が埋まらず協議は暗礁に乗り上げている。このまま交渉が決裂し再選挙となった場合、世界経済にどのような影響を与えるのだろうか。
【放送後記】
ギリシャでは政治的混乱が財政不安へと繋がっています。これまでの財政緊縮策への反発が高まり、国民が一斉に反緊縮財政へ動き出した格好ですが、反緊縮を掲げる政党に具体的な政策があるわけではなく今後の政権運営は難航すると予想されます。また、こうしたことからユーロ圏全体の債務危機への不安が高まり、株式市場や為替市場にも大きな影響が出ています。ギリシャ以外の欧州各国でも反緊縮財政の動きが広がっており、フランスでは成長重視の方針を打ち出すなど、これまでと違った動きが見られることから、今後、EUは過渡期に入るということも考えられそうです。(松澤千晶)
2012年5月14日放送
#1624 「NOTTV開局 スマホ向け放送局の可能性」
ゲスト: mmbi常務取締役 小牧次郎さん
ゲスト: 携帯ジャーナリスト 石川温さん
キャスター:松澤千晶
【テーマ】
「日本初のスマホ向け放送局」というキャッチフレーズと共に4月1日から「NOTTV」というメデイアサービスがスタートした。スマートフォン時代にモバイルの楽しみ方にあったコンテンツをどれだけ提供し、「NOTTV」はテレビとは違った新しい放送を目指すことが出来るのか。スマホ向け放送局の可能性を制作現場の当事者とジャーナリストの視点から探った。
「日本初のスマホ向け放送局」というキャッチフレーズと共に4月1日から「NOTTV」というメデイアサービスがスタートした。スマートフォン時代にモバイルの楽しみ方にあったコンテンツをどれだけ提供し、「NOTTV」はテレビとは違った新しい放送を目指すことが出来るのか。スマホ向け放送局の可能性を制作現場の当事者とジャーナリストの視点から探った。
2012年5月10日放送
#1623 「世界一新しい国 南スーダンで“国づくり”」
ゲスト:難民を助ける会 名取郁子さん
キャスター:汾陽麻衣
【テーマ】
「南スーダン共和国」として産声をあげてから約10か月。スーダンとの石油権益をめぐる対立やインフラ整備など多くの課題を残したままの独立となった。そんな状況を少しでも良くしようと、現地で“国づくり”に携わる団体が日本にはいくつもある。その一つが「難民を助ける会」だ。現地で活動を続ける彼らは南スーダンで何を見ているのか。そして何を感じるのか。以前、スーダン南部(現:南スーダン共和国)で実際に2年間活動をしていた方に話を聞いた。
【放送後記】
20年余りの内戦を経て、去年7月に独立した南スーダン。生活環境や民族、宗教など非常に複雑で日頃ニュースでお伝えしているものの、恥ずかしながら「難民を助ける会」の名取さんにお話を伺って初めて知ることもありました。同会のスタッフは数年前から現地で給水施設を建設したり、衛生面の教育など幅広く支援活動を行っています。過酷な環境の中、原動力となったのは現地の方の笑顔だとおっしゃっていた名取さん。そして彼らが望んでいるのは戦争のない平穏な普通の暮らしだとの言葉に心が痛みました。スーダンから独立したとはいえ今もなお石油の利権などをめぐる対立が続いている上、長年による内戦でインフラも未整備で課題は山積している南スーダン。遠い日本にいる私たちに出来ることそして国際社会の役割とはとにかく関心を持ち続け、南北対立を沈静化できるような環境作りを進めることだと強く思いました。(汾陽麻衣)
「南スーダン共和国」として産声をあげてから約10か月。スーダンとの石油権益をめぐる対立やインフラ整備など多くの課題を残したままの独立となった。そんな状況を少しでも良くしようと、現地で“国づくり”に携わる団体が日本にはいくつもある。その一つが「難民を助ける会」だ。現地で活動を続ける彼らは南スーダンで何を見ているのか。そして何を感じるのか。以前、スーダン南部(現:南スーダン共和国)で実際に2年間活動をしていた方に話を聞いた。
【放送後記】
20年余りの内戦を経て、去年7月に独立した南スーダン。生活環境や民族、宗教など非常に複雑で日頃ニュースでお伝えしているものの、恥ずかしながら「難民を助ける会」の名取さんにお話を伺って初めて知ることもありました。同会のスタッフは数年前から現地で給水施設を建設したり、衛生面の教育など幅広く支援活動を行っています。過酷な環境の中、原動力となったのは現地の方の笑顔だとおっしゃっていた名取さん。そして彼らが望んでいるのは戦争のない平穏な普通の暮らしだとの言葉に心が痛みました。スーダンから独立したとはいえ今もなお石油の利権などをめぐる対立が続いている上、長年による内戦でインフラも未整備で課題は山積している南スーダン。遠い日本にいる私たちに出来ることそして国際社会の役割とはとにかく関心を持ち続け、南北対立を沈静化できるような環境作りを進めることだと強く思いました。(汾陽麻衣)
2012年5月9日放送
#1622 「次期大統領にオランド氏 フランス大統領選挙」
ゲスト:上智大学 中村雅治名誉教授
キャスター:笹岡樹里
【テーマ】
欧州債務危機への対応が最大の争点となったフランス大統領選挙の決選投票は、社会党・オランド氏が制し、17年ぶりに社会党の大統領誕生となった。失業率が10%で高止まりし、雇用や経済を回復できなかったサルコジ氏に対し、オランド氏は、失業や貧困対策を優先する姿勢が支持された。次期大統領となったオランド氏の政策や人物像、投票動機から見る有権者の反応などを分析した。
【放送後記】
私は、「有権者に対して行った、投票動機などについての世論調査」の結果を、非常に興味深く感じました。庶民的感情を理解してくれそうなオランド氏に対し、治安問題や欧州問題に尽力してくれそうだと期待されるサルコジ氏。フランス国民の関心の在り所が垣間見られます。しかし、「公約を守れると思うか?」との質問に対しては、半数以上の有権者が、両者とも「公約を守らない」と回答しています。EU財政問題や国内の経済問題など、課題が山積する中、オランド氏はどのような政権運営を進めていくのでしょうか。中村名誉教授によると、最初の評価の機会は、「6か月が終わるころ」だということです。(笹岡樹里)
欧州債務危機への対応が最大の争点となったフランス大統領選挙の決選投票は、社会党・オランド氏が制し、17年ぶりに社会党の大統領誕生となった。失業率が10%で高止まりし、雇用や経済を回復できなかったサルコジ氏に対し、オランド氏は、失業や貧困対策を優先する姿勢が支持された。次期大統領となったオランド氏の政策や人物像、投票動機から見る有権者の反応などを分析した。
【放送後記】
私は、「有権者に対して行った、投票動機などについての世論調査」の結果を、非常に興味深く感じました。庶民的感情を理解してくれそうなオランド氏に対し、治安問題や欧州問題に尽力してくれそうだと期待されるサルコジ氏。フランス国民の関心の在り所が垣間見られます。しかし、「公約を守れると思うか?」との質問に対しては、半数以上の有権者が、両者とも「公約を守らない」と回答しています。EU財政問題や国内の経済問題など、課題が山積する中、オランド氏はどのような政権運営を進めていくのでしょうか。中村名誉教授によると、最初の評価の機会は、「6か月が終わるころ」だということです。(笹岡樹里)
2012年5月8日放送
#1621 「陛下の執刀医が語る、体にやさしい心臓手術」
解説:解説・専門記者室 小嶋修一
キャスター:松澤千晶
【テーマ】
今年2月に天皇陛下の心臓バイパス手術を執刀した順天堂大学・心臓血管外科の天野篤教授が、手術の時のことや陛下のその後の病状のことなどをテレビカメラの前で初めて語った。どれほどのプレッシャーがあったか計り知れない手術を、天野氏は「パーフェクト」と言ってのける。その言葉の裏にはどのような不測の事態も起きえないような緻密な計算、そして数限りない手術経験によって得られる確信めいた自信があった。天野氏のインタビューから、現在の心臓手術の最先端と、そのトップを走る医師のメンタリティを垣間見る。
【放送後記】
天皇陛下の心臓手術を執刀した天野教授。神の手を持つとまで言われる外科医も、当然、私たちと同じ人間です。では、その力の源は一体、何なのか。それは確かな技術に基づく自信に加えて、患者が自分の足で歩いて退院する姿というものを頭の中で鮮明に思い描けているところではないでしょうか。今回もきっと手術の前から、天皇陛下が元気に退院される姿をイメージできていたのでしょう。そうした強い“想像”が“創造”へとつながって、自分でも「パーフェクト」と呼べる手術が可能となっているのかもしれません。(松澤千晶)
今年2月に天皇陛下の心臓バイパス手術を執刀した順天堂大学・心臓血管外科の天野篤教授が、手術の時のことや陛下のその後の病状のことなどをテレビカメラの前で初めて語った。どれほどのプレッシャーがあったか計り知れない手術を、天野氏は「パーフェクト」と言ってのける。その言葉の裏にはどのような不測の事態も起きえないような緻密な計算、そして数限りない手術経験によって得られる確信めいた自信があった。天野氏のインタビューから、現在の心臓手術の最先端と、そのトップを走る医師のメンタリティを垣間見る。
【放送後記】
天皇陛下の心臓手術を執刀した天野教授。神の手を持つとまで言われる外科医も、当然、私たちと同じ人間です。では、その力の源は一体、何なのか。それは確かな技術に基づく自信に加えて、患者が自分の足で歩いて退院する姿というものを頭の中で鮮明に思い描けているところではないでしょうか。今回もきっと手術の前から、天皇陛下が元気に退院される姿をイメージできていたのでしょう。そうした強い“想像”が“創造”へとつながって、自分でも「パーフェクト」と呼べる手術が可能となっているのかもしれません。(松澤千晶)
2012年5月7日放送
#1620「市販薬のインターネット販売〜利便性と安全性 その是非は〜」
解説:解説委員 牧嶋博子(厚労省担当)
キャスター:松澤千晶
【テーマ】
薬のインターネットでの販売を認めるかどうかが争われた裁判で東京高裁は先月26日、ネット販売を認める逆転判決を言い渡した。利便性と安全性、その双方が問われる薬のネット販売。原告側の勝訴となった今回の判決を受けて、薬のネット販売をめぐる問題を考えた。
【放送後記】
市販薬のインターネット販売については様々な意見が出ています。障害のある方や外出困難な方には非常に便利なシステムですが、その便利さゆえの安易な購入によって、思わぬ薬害を引き起こす危険性もあります。薬の販売元と製造元が異なることから万が一の症状が起きた場合、販売元には責任が問われないことも問題です。しかし、これを一律に規制緩和や販売禁止をしたところで納得のいく結果に至るとも思えません。これからはケースバイケースでの対応が迫られているのではないでしょうか。また、どのような薬にも副作用があることを念頭に置いた上で、販売側だけでなく購入側としても、自己責任というものを意識して使用することが大切だと感じました。(松澤千晶)
薬のインターネットでの販売を認めるかどうかが争われた裁判で東京高裁は先月26日、ネット販売を認める逆転判決を言い渡した。利便性と安全性、その双方が問われる薬のネット販売。原告側の勝訴となった今回の判決を受けて、薬のネット販売をめぐる問題を考えた。
【放送後記】
市販薬のインターネット販売については様々な意見が出ています。障害のある方や外出困難な方には非常に便利なシステムですが、その便利さゆえの安易な購入によって、思わぬ薬害を引き起こす危険性もあります。薬の販売元と製造元が異なることから万が一の症状が起きた場合、販売元には責任が問われないことも問題です。しかし、これを一律に規制緩和や販売禁止をしたところで納得のいく結果に至るとも思えません。これからはケースバイケースでの対応が迫られているのではないでしょうか。また、どのような薬にも副作用があることを念頭に置いた上で、販売側だけでなく購入側としても、自己責任というものを意識して使用することが大切だと感じました。(松澤千晶)
2012年5月2日放送
#1619 「6年ぶり日米共同声明」
解説:政治部長 龍崎 孝
キャスター:笹岡樹里
【テーマ】
政権発足から2年7か月あまり。民主党選出の首相としては、初めてアメリカを公式訪問した野田首相。オバマ大統領との首脳会談を前には、「より美しい花を咲かせるために先頭に立って土作りや水やりに努力していくことを・・・」と、日米関係を“ガーデニング”に例え、その意気込みを語った。今回の首脳会談で「日米同盟」や「TPP交渉参加」など、山積する問題にどのような道筋をつけることが出来たのか。
【放送後記】
今回6年ぶりに「日米共同声明」を発表し、停滞気味だった日米関係をようやく少し改善できたという印象ですが、龍崎政治部長の評価では、日本側から見れば日米関係について一定の評価はできるといいます。しかし、TPPや普天間問題など、個々の懸案事項については十分な進展があったとまではいかない内容だったといいます。さらに番組でも紹介しましたが、韓国のイ・ミョンバク大統領が訪米した際と比べると、大統領主催の歓迎式典などの演出はなく、アメリカの「冷遇」ぶりが気になりました。(笹岡樹里)
政権発足から2年7か月あまり。民主党選出の首相としては、初めてアメリカを公式訪問した野田首相。オバマ大統領との首脳会談を前には、「より美しい花を咲かせるために先頭に立って土作りや水やりに努力していくことを・・・」と、日米関係を“ガーデニング”に例え、その意気込みを語った。今回の首脳会談で「日米同盟」や「TPP交渉参加」など、山積する問題にどのような道筋をつけることが出来たのか。
【放送後記】
今回6年ぶりに「日米共同声明」を発表し、停滞気味だった日米関係をようやく少し改善できたという印象ですが、龍崎政治部長の評価では、日本側から見れば日米関係について一定の評価はできるといいます。しかし、TPPや普天間問題など、個々の懸案事項については十分な進展があったとまではいかない内容だったといいます。さらに番組でも紹介しましたが、韓国のイ・ミョンバク大統領が訪米した際と比べると、大統領主催の歓迎式典などの演出はなく、アメリカの「冷遇」ぶりが気になりました。(笹岡樹里)
2012年5月1日放送
#1618 「5月21日は金環日食」
ゲスト:国立天文台 渡部潤一 教授
キャスター:松澤千晶
【テーマ】
5月21日、太陽の中心部分が月で隠れ、光が環のように見える「金環日食」が国内では25年ぶりに観測できる。日本列島を縦断する形で日食帯が広がり、条件が良ければ約8300万人が観測可能との試算もある。太陽の光は非常に強力で、たとえ曇りでも、直接、太陽を見ようとすると目の網膜を傷つける「日食 網膜症」を引き起こすおそれがある。金環日食を安全に楽しむためにも、最大の注意を払う必要がある。
【放送後記】
星のめぐりによって起こる様々な天文現象ですが、その中でも、月と太陽が重なることによって起こる日食は、特に神秘的なものではないでしょうか。今回は多くの地域で観測出来ることから期待は高まるばかりですが、太陽の光は非常に強力なため、観測する際には充分な注意が必要です。また今年はこの金環日食に加えて、8月14日には金星食とペルセウス座流星群の極大が同じ日にやってくるということです。震災で自然の恐ろしさを感じたばかりではありますが、こうした自然の美しさも、改めて感じることが出来るのではないでしょうか。(松澤千晶)
5月21日、太陽の中心部分が月で隠れ、光が環のように見える「金環日食」が国内では25年ぶりに観測できる。日本列島を縦断する形で日食帯が広がり、条件が良ければ約8300万人が観測可能との試算もある。太陽の光は非常に強力で、たとえ曇りでも、直接、太陽を見ようとすると目の網膜を傷つける「日食 網膜症」を引き起こすおそれがある。金環日食を安全に楽しむためにも、最大の注意を払う必要がある。
【放送後記】
星のめぐりによって起こる様々な天文現象ですが、その中でも、月と太陽が重なることによって起こる日食は、特に神秘的なものではないでしょうか。今回は多くの地域で観測出来ることから期待は高まるばかりですが、太陽の光は非常に強力なため、観測する際には充分な注意が必要です。また今年はこの金環日食に加えて、8月14日には金星食とペルセウス座流星群の極大が同じ日にやってくるということです。震災で自然の恐ろしさを感じたばかりではありますが、こうした自然の美しさも、改めて感じることが出来るのではないでしょうか。(松澤千晶)