番組ラインナップ

ニュースの視点
事件・事故や政局、環境や教育問題、経済の動向から国際政治まで・・・。
限られた時間では、伝えきれない事実や真実、捉え方があります。

「ニュースの視点」では、時事問題の中から毎日一つのテーマを絞り、
時にはゲストや専門家を招いたり、現場から生中継を繋いだり、
ニュースバードのキャスターが、政治部、経済部、社会部、
海外特派員などの現役記者や解説委員と共に、ニュースの本質に迫ります。

2016年9月15日放送

#2405「アフリカ開発と日本の役割」

ゲスト:国際政治学者 六辻彰二さん
キャスター:岸田彩加

【テーマ】
8月末、日本が主導し、アフリカ54か国が出席したTICAD(アフリカ開発会議)が開催され、“経済の構造改革推進”や“保健システムの強化”を盛り込んだ「ナイロビ宣言」を採択して閉幕。アフリカ開発における日本の役割と課題について考えました。

【放送後記】
今回で6度目の開催となったTICAD=アフリカ開発会議。ナイロビ宣言で打ち出された課題を目の当たりにして改めてアフリカの抱える問題の多さを実感しました。支援と言えばインフラ整備がまず思い浮かびますが、そのほかにも保健・衛生、治安対策などに対して息の長い支援が必要だと伺い、少しでも早くアフリカに暮らす人が安心して暮らせる環境を整えるべきだと感じました。近年は、投資の対象にもなっているアフリカですが、街の様相も年々変わっていて驚くと、六辻さんはおっしゃっていました。私のイメージでは、アフリカはサバンナなど広大な土地が広がる自然豊かな大陸でしたが現在は、ビルなどが建ち都市化が進む場所もあるようです。爆発的な人口増加により巨大な市場となる見込みから投資先としての一面も見え始めたアフリカ。企業が進出しやすい環境や日本人が働きやすい環境を日本政府のバックアップのもと構築していくことが必要とされています。日本政府の支援や日本企業の進出が、アフリカの諸問題の解決につながり、アフリカの成長が、日本企業のチャンスにつながる…そうした双方にメリットが生まれる関係性を築けるのか、今が正念場なのかもしれません。アフリカが成長をとげ、そこに暮らす人々が安心して生活できるようになるのはもちろん、加えてアフリカの文化や自然も大切にする支援が行われることも望まれます。(岸田彩加)
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2016年9月14日放送

#2404「中国外交の“今”〜日中首脳会談、G20、ASEAN首脳会議〜」

解説:共同通信 森保裕 論説副委員長
キャスター:岸田彩加

【テーマ】
先週5日、中国・杭州で開催されたG20サミットの閉幕後、およそ1年5ヶ月ぶりの日中首脳会談が行われました。会談は両首脳が「マイナスを減らしてプラスを増やす」として関係改善を誓いながらも、懸案事項については平行線を辿りました。 今、南シナ海へ進出など“覇権的”な顔を見せる一方で、G20では経済での協調を呼びかけるなど“平和主義”的な一面もみせる中国。大国化するなかでその外交政策は揺れています。今回の視点では、日中首脳会談、G20、ASEAN首脳会議など一連の国際会議を通じ、世界が注目する「中国外交の今」に迫ります。

【放送後記】
今回はさまざまな角度から中国を見ました。2012年に尖閣諸島を国有化してから悪化していた日中関係。2014年、15年には徐々に改善されていましたが、再び今年はじめに、南シナ海進出について批判したことから悪化。日本に対しての不満から、会談で国旗を飾らない外交儀礼に反する対応を見せる中でも、内容は比較的前向きなものとなりました。経済的な成長のために平和主義を強調する反面、南シナ海進出など覇権的な態度も見せ、国としてもせめぎあいの中にあると思われる中国。森さんの、中国は今大きな転換点にいて、中国自身も模索しているのだろうという言葉が印象的でした。11月にはAPEC、年内には日中韓首脳会談が行われます。日本も中国も、自国のために、相手の国のために、お互い譲り合う姿勢をみせ、少しずつでも関係が改善されることを願います。(岸田彩加)
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2016年9月13日放送

♯2403「リオ五輪の舞台裏で見えたもの」

解説:TBS報道局 須賀川拓 記者
キャスター:尾島沙緒里

【テーマ】
日本最多のメダル獲得に沸いたリオ五輪。今回の五輪では、初めて難民選手団が結成されたり、南米発の開催であったりと注目すべき点が多い大会でもあった。オリンピック取材を通じて見えた現地リオが抱える問題、そしてその問題に立ち向かったオリンピック・ブラジル代表選手に注目した。

【放送後記】
五輪が華やかに行われたリオの街には、多くの若者が犯罪に走らざるをえないような貧困街=ファヴェーラという厳しい環境もあることを知りました。そうした中で、スラム出身ながらリオ五輪で活躍したバトミントン選手、イゴール・オリベイラさんの存在は、多くの若者に夢や希望を与えたと思います。ブラジル政府は、今回の五輪競技で使用した建物の一部を地元市民に開放する方針だそうです。ですが、第2、第3のオリベイラ選手が生まれるためには、施設だけでは不十分で、オリベイラ選手の父のような、若者達を暖かく見守り導いてくれる存在が欠かせません。今回のリオ五輪をきっかけに政府が長期的な目線で国内の問題に向き合い、スポーツを通して若者、市民、そして国に良い影響が徐々にでも出てくればいいと思いました。(尾島沙緒里)
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2016年9月8日放送

#2401「琵琶語りで聞く怪談と平家物語」

解説:TBS報道局 齋藤泉 解説委員
キャスター:岸田彩加

【テーマ】
9月に入っても、連日暑い日が続いて正直参っていませんか?「残暑を吹き飛ばせ!」をテーマに日本ならではの風物詩をとりあげました。夏の風物詩といえば、花火?スイカ?海水浴?今回取り上げたのは、「怪談」それも「琵琶語り」で聞く怪談です!600年の歴史を持つ「琵琶語り」を受け継ぐ人も今や数えるほど。古澤月心さんの琵琶の音に乗せた怪談と平家物語をお送りしました。

【放送後記】
600年以上の歴史を持つ楽器の琵琶。この琵琶と怪談を同時に楽しんだのは初めてのことでした。雪女の物語は私も小さい頃から知っていましたが、琵琶の演奏と合わせて聞くと、さらに臨場感があって怖さが増します。また、物語を聞いていると、雪女がとても美しい切ない、日本らしい物語だということが再発見。このような集まりに毎回たくさんの方が集まっていて、小学生も興味深かったと言っていたのが印象的でした。怪談も日本特有の雰囲気を味わえるものとして、年齢や国に関係なく、たくさんの人に聞いてほしいですね。普段は平家物語を琵琶を演奏しながら語っているということで、600年以上の歴史を現代に感じることのできるとても貴重な機会だと思います。これからもその歴史が途絶えることのないよう、願います。(岸田彩加)
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2016年9月7日放送

#2400「はしか感染拡大の兆し」

ゲスト:ナビタスクリニック理事長 久住英二 医師
キャスター:菊野理沙

【テーマ】
先月から今月にかけて空港を起点に“はしか”の患者が急増しています。今回は、耳慣れた“はしか”がどんな病気なのか 医師の久住 英二さんにお聞きしました。

【放送後記】
感染拡大の要因は、ワクチンを接種していない世代や抗体効果の足りない世代がいることだと伺いました。はしかの感染力は強力でインフルエンザの5倍以上とも。特効薬も無いため防ぐにはワクチンの接種しかありません。久住医師によれば、感染者の出た場所に滞在した際は病院を受診する前に電話をしてほしいとのことでした。はしかを人にうつさないためには、まずは自分が感染しないことが重要です。ワクチン接種を確実に行うよう、一人ひとりが確認することはもちろん、国による対応も求められます。(菊野理沙)
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2016年9月6日放送

#2399「立法会選挙から見る香港の今」

解説:報道特集 日下部正樹 キャスター
キャスター:佐藤友香

【テーマ】
9月4日に中国・香港で議会選挙にあたる立法会選挙が行われた。2014年に学生らが民主的な選挙を求め、2か月以上にわたり中心地を占拠した「雨傘運動」以降では初の選挙。「雨傘運動」のリーダーらも立候補した今回の選挙結果から見える“香港の今”とは。

【放送後記】
雨傘運動から2年が経過した香港で、反中派が6議席を獲得した今回の選挙。大量に押し寄せる中国人を見て、「自分たちは彼らとは違う」と認識した香港の若者たち。香港人というアイデンティティが強くなっていったことは、自然のことのように思いました。「一国二制度」の約束期限である2047年に、香港はどうなっているのでしょうか。今回の香港、台湾の「ひまわり運動」、日本の「SEALDs」、若者が主導する動きの背景には巨大化する中国への脅威があり、それを若者が敏感に感じとっているというのではという日下部キャスターの分析がとても興味深く印象に残りました。(佐藤友香)
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2016年9月5日放送

#2398「日ロ首脳会談から見る日ロ関係の今後」

ゲスト:法政大学 下斗米伸夫 教授
キャスター:伊波沙友里

【テーマ】
今月2日、ロシアのウラジオストクで日ロ首脳会談が行われた。このところ、日ロ首脳会談は頻繁に行われている。前回は今年5月、次回は11月のAPECでも会談する予定だ。その背景には何があるのか。北方領土問題解決の糸口となるのだろうか。

【放送後記】
ロシアのウラジオストクで行われた日ロ首脳会談。このところの頻繁な首脳会談に加え、プーチン大統領が12月に訪日する際には、安倍首相の出身地である山口県での会談を予定するなど、最近の日ロ関係には親密さが伺えます。これは、北方領土問題に決着をつけたいという双方の決意の表れだと下斗米教授は話します。日本側は極東地域の開発協力を糸口に北方問題を解決したい考えで、安倍さんの今後の手腕に注目です。(伊波沙友里)
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2016年9月1日放送

#2397「芥川賞作家に聞く現代の“歩き方”」

ゲスト:小説家 村田沙耶香さん
キャスター:伊波 紗友里

【テーマ】
第155回芥川賞を受賞した、村田沙耶香さんの「コンビニ人間」。現代社会で規定された価値観と調和できないコンビニエンスストアでアルバイトをする36歳の独身女性が主人公の物語だ。読み進めていくうちに普通に生きたいだけの主人公を、ある出来事をきっかけに異物として排除しようとする周囲の異常さが浮かび上がってくる。「普通」とは何かを問う衝撃作で芥川賞を受賞した小説家の村田沙耶香さんをゲストにお迎えし話を伺った。

【放送後記】
これだけの反響がある背景には、多くの人が現代社会で普通に生きる苦しさを感じているのかも知れません。村田さんは「小説は作家にとって楽譜であり、読者が演奏者」と表現されましたが、まさにこの本が読み手によって捉え方が異なるように作り込まれた作品であり、小説の奥深さを改めて感じました。すでに次回作の構想があるという事で、どんな作品でまた楽しませてくれるのか楽しみです。(伊波 紗友里)
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