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番組ラインナップ

今後のラインナップ

  • ★3月22日〜3月26日のテーマ
    再放送: 3月27日(土)21:00〜21:30

    「鹿児島から見た日本」
    シリーズ地方再発見
  • ★3月29日〜4月2日のテーマ
    再放送: 4月3日(土)21:00〜21:30

    「制服を着るということ」
    新年度スタートに向けて
  • ★4月5日〜4月9日のテーマ
    再放送: 4月10日(土)21:00〜21:30

    「銅像は語る」
    隠された物語
  • ★4月12日〜4月16日のテーマ
    再放送: 4月17日(土)21:00〜21:30

    「日本の伝統野菜」
    畑から食を考える

過去の放送分 バックナンバー

ドクター月尾のプロフィール

1942年 愛知県生まれ。 名古屋大学工学部教授、東京大学工学部教授、東京大学大学院新領域創成科学研究科教授などを経て、2002年省外からは初の総務省総務審議官に就任、2003年に辞任。東京大学名誉教授。
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出演:月尾嘉男(東京大学名誉教授)
黒木奈々(TBSニュースバードキャスター)
東大名誉教授、元総務省審議官、ITの伝道師そしてケープホナーと様々な経歴・肩書きを持つ知の巨人・月尾嘉男さんが、現代を賢く生きるための文明論をわかりやすく 語ります。

ドクター月尾・地球の方程式 【次週の放送予定】
第259週「近代日本の原点 鹿児島から見た日本」

最近は大河ドラマの影響で、坂本龍馬がブームですが、
同じく幕末に活躍した西郷隆盛や大久保利通らを輩出し
倒幕に大きく貢献したのが薩摩藩、現在の鹿児島県です。
薩摩は明治政府でも大きな力を持ち、
近代日本を語る上で、なくてはならない存在です。
次回はそんな鹿児島から日本の今を考えたいと思います。

3月22日 「鹿児島は日本の原点」
3月23日 「近代日本の立役者」
3月24日 「焼酎とサツマイモの国」
3月25日 「多様な離島の自然」
3月26日 「現代の薩摩隼人・おごじょ」

ドクター月尾・地球の方程式
258週「さまざまな靴にまつわる物語」
(10年3/15〜3/19放送)

3月15日 「靴の歴史から見えるもの」

イメルダ イメルダ靴

イメルダ夫人はフィリピン共和国で独裁政権を続けていた
フェルディナンド・マルコス大統領の妻ですが、
靴のコレクターとしても知られていて、
1986年に彼女が亡命した際に宮殿には
約3000足もの「靴」が残されていたといいます。
靴の歴史は古く、正確にいつごろから使われ始めたかは
定かではありません。
現存する最古の履物としては紀元前14世紀にエジプトで
儀式などの場で使われていたとされる「黄金のサンダル」ですが、
一般的な履物としては、もっと古くから植物などを編んだものを
原始的に使っていたと推測されます。
日本で「靴」は万葉集にも登場しますが、
当時は藁、麻、竹の皮などを編んで、
足を包み覆うようなものを指していました。
今で言う「靴」が日本で主流になったのは
江戸時代末期に西洋式の軍隊が編成されてからで、
一般的な普及は明治時代以降になります。

3月16日 「物語で語られる“靴”」

シンデレラ写真

上の絵はフランスのイラストレータ、ギュスターヴ・ドレが描いた
童話「シンデレラ」の一幕で、
ガラスの靴がぴったり合うシーンが描かれています。
童話「シンデレラ」は「シンデレラストーリー」と言われるように
女性のサクセスストーリーとしても代名詞的にも使われ、
長い間親しまれてきました。
1998年公開された映画「エバー・アフター」は
「シンデレラ」をモチーフにしたラブ・ストーリーですが、
作者のグリム兄弟を映画中に登場させ、
貴族の老女が語るフランスの王妃の物語として
兄弟に聞かせる形で描かれています。
また、イタリアの高級ブランドフェラガモ社が
映画の中のシンデレラ用にガラスの靴を作成したことでも
話題になりました。

靴に関する物語、映画

靴をテーマにした童話や童謡、物語はその他にも沢山あります。
靴は人間にとって身近なものだからこそ、夢のような話が生まれ、
物語の象徴として使われるのかもしれません。

3月17日 「靴にこめられた感情」

ブッシュ前大統領と靴  シューティング・ゲーム

2008年12月イラクを電撃訪問した
アメリカのブッシュ前大統領が、バグダッドでの記者会見の際に
イラク人記者から靴を投げつけられるという事件が起きました。
この事件によって、この記者は反米社会で英雄視され、
ネットではブッシュ大統領に靴をぶつけるシューティング・ゲームが
制作されるなど、たいへんな話題を呼びました。
実際に投げられた靴を製造したトルコのメーカーでは
事件前には年間1万5000足しか売れなかった靴が、
事件後2日間で37万足の注文を受けたといいます。
この後、中国の温家宝首相がイギリスの大学で講演時に、
学生に靴を投げつけられたり、
パリでもサルコジ大統領の教育政策に反対する
研究機関の職員が靴を投げて抗議デモを行うなど
類似の事件も起きました。
靴はいまや、抗議行動のひとつの道具となっています。

3月18日 「ハイヒールの歴史」

ハイヒールは400年前から履かれるようになりました。
最初に履いたのは
フランス・ブルボン王朝アンリ2世の王妃カトリーヌ・ド・メディシュと
イギリス・チューダー王朝最後の女王エリザベス1世だったと言われています。

ハイヒールを履いた ルイ14世の肖像画:ルーブル美術館

ハイヒールはなにも女性だけの履物ではありません。
ルイ14世が活躍した時代には、男性もハイヒールを履いていました。
華やかな宮廷文化とファッションが王侯貴族のあいだに広まり、
靴も美術品並みの扱いをされ、豪華に丁寧に作られたようです。
ルイ15世の時代になると、ファッションや建築はより洗練され、
渦巻きや唐草を組み合わせた曲線模様が特徴となっています。

ルイヒールの靴

ハイヒールは角ばっていたつま先がとがった形になり、
かかとも細くなって上の部分はきのこの笠上に広がっていました。
このデザインのヒールはルイ15世の時代に、
貴族の間に広まったことで「ルイヒール」と呼ばれています。

3月19日 「靴の持つ力」

世界には裸足で歩くことを余儀なくされている子供たちもいます。
NPO法人「Like water press」という団体では
戦争によって「夢を見る」ことや「眼を輝かせる」権利さえも
奪われた子どもたちに、
自作のファンタジー映像作品を上映して巡るという
活動を行っています。
2003年アフガン難民キャンプで巡演を開始し
2005年には靴の支援活動もはじめました。

Like water pressの活動

アフガニスタンの首都カブールを中心に
孤児やストリート・チルドレンなどに靴を届けて、
これまでに届けた靴は3,000足にのぼります。
この活動の特徴は古靴ばら撒くのではなく、一人ひとりの足に触れ、
採寸してその子供にあった靴を届けるところにあります。

靴は私たちにとって履いていて当たり前のもの、
サイズがあって当たり前のものですが、
そういった身近なものから、世界について
考えることも必要なのではないでしょうか。

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