作曲は楽器ではなく歌いながらと伺いましたが、 このテーマ曲はどのようなイメージで生まれたのでしょうか?
作曲の時は楽器は殆ど使わず歌でメロディを作ります。イメージは広大なナスカの大地を、セスナ機で観ているような、、、。晴れた青い空、白い雲、茶色い大地、そして地上絵です。
この曲を聴く最適な場所、シチュエーションをあげるとしたら?
ナスカで聴くのはもちろんですが、行けない人は目を閉じてヘッドホンでフルボリュームで!
それぞれ作曲されたときのイメージ、想いなどを一言。
2曲目 アンデスの詩
僕が観た、感じた、聴いたアンデスの大自然のすべてをこの曲に集約しました。万年雪のアンデス山脈、透き通った湖、素朴に暮らす先住民たち、大地を彩るアルパカやリャマやビクーニャ。是非、アンデスをイメージしながら聴いて欲しい。
3曲目 失われた文明
アンデスには多くの文明が存在した。その多くは謎身包まれ、とてもエキゾチック。ナスカのような世界遺産にもなる文明もあれば、殆ど知られていない遺跡も存在するアンデスは、知れば知る程興味深い。
4曲目 パンパの風―VIENTO DE LA PAMPA
360度地平線のパンパ(平原)に行くと身も心も解放される。自分を見つめ直すには最高のロケーション。耳を澄ますと、大地に触れる風の音しか聴こえない。風を聴きながらこのメロディを書きました。
5曲目 ナスカ(Zampona Solo Version)
一人で5個のサンポーニャをダビングしたサンポーニャのア・カペラです。広大なナスカの大地を表現してみました。
ナスカ展について、もしくはナスカ展HPを見ている方へメッセージをお願いします。
世界初のナスカ展なので、音楽を担当出来てとても嬉しいです。ナスカに行った事ある人も、無い人も、とても楽しめると思います。今回のナスカ展の為に、心を込めて音楽を作りました。少しでもナスカの雰囲気を、僕の音楽で表現出来ていれば幸いです。是非、地上絵と音楽のコラボレーションをお楽しみ下さい。
13歳のときサンポーニャ・ケーナと出会ったそうですが、どういうきっかけがあったのでしょうか。
最初はギターに興味があり、中学1年の時、学校にギターを持って行ったら、僕よりうまい人が沢山いたのであきらめ、家にあったレコードをいろいろ聴いていたら、サンポーニャのレコードがありハマってしまった。
−日本とボリビア、滞在期間、活動内容など。
ボリビアに始めて行ったのは1985年、18歳の時。それから何度か行き来しトータルで4年近く住んでいました。今でも年に5回くらいツアーやレコーディングなどで行ってます。
−初めてボリビアに渡られたときの体験から困ったこと、嬉しかったことなど。
困った事はいろいろとあったと思うけど、辛かった事や嫌な事はすぐ忘れる性格なので、今思えばあまりないです。嬉しかった事は現地でのソロ・デビュー。それと97年にアマゾン河を約5,000kmカヌーで下った事。
−ボリビア観光のおすすめ情報など。
アンデスの秘境とアマゾンの大自然。ウイウニの塩湖も素晴らしい。それとサッカーも!
ありがとうございました。