出演者インタビュー:第一夜『理由』(5月7日放送)

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寺尾聰(てらおあきら)さん

宮部作品について
この『理由』という作品を含め、宮部みゆきさんの小説は過去にいくつか読ませていただいた記憶があるのですが、宮部作品にはなにか独特の“引き込まれる感じ”がありますよね。近頃は非常に人気があると聞きますし、このタイミングでのドラマ化というのは、世の中の情勢にマッチしているのかなと感じています。
昨今の日本では、本当にいろんなことが起こっていて、特に震災以降はのんびりお菓子を食べながらテレビを見ていられるような状況の方ばかりではないと思うんです。でも、そんな日常から少し目を逸らして、「数時間だけでもなにかにどっぷり浸りたい」「心から楽しんでみたい」という気持ちを抱えて過ごされている方というのも、きっと大勢いらっしゃるのではないでしょうか。そういったニーズに応えられるような娯楽をひとつ提供できたらいいなという思いで、今回の企画に参加させていただきました。
吉田という老刑事を演じる上で、心掛けたこと

原作者の宮部さんは、大変な時間と労力をかけてこの作品を世に産み落とされたと思うのですが、今回の台本は“2時間ドラマ”という枠で、視聴者のみなさんに楽しんでいただけるような内容に仕上がっています。僕の演じる『吉田』という老刑事の役も、多少原作とは違った設定となっている部分があるのですが、原作ファンの抱くイメージを壊さぬようにと心掛けつつ、宮部さんの優れた原作を“いい意味で壊したいな”という気持ちで挑みました。
この作品には、さまざまな家族の形が描かれているのですが、吉田を演じる僕としては、彼自身が築く家族のあり方と、彼が深く関わることになる事件の関係者家族たちの姿が、うまくオーバーラップしてみえたらいいなと思いますね。
撮影中のエピソード
ちょうど撮影していた頃は、夜中もすごく寒くて、いつの間にか雨が雪に変わっていたということも何度かあったりして…。そんな中で雨ふらし(※撮影のために雨を降らせること)に挑むとなると、年齢的には「かなり過酷な現場だな」なんて感じていたんですけれど(笑)、どんな状況下においても常に前向きなスタッフたちの姿を目にして、いつも清々しく感じていました。作品に携わる人たちの目がみんな輝いている現場というのは、いくつになっても出会えると気持ちがよくて、参加していても楽しいものですね。
出演作を決める際、その作品の内容はもちろん、最初にノックされたときの伝わり方やニュアンスというものを大切にしているのですが、話を持ってきてくれたプロデューサーやスタッフとの仕事に興味が沸いたということも、今回は大きな決め手となった気がしています。
新たな共演者との出会い

今回が初めての共演となるキャストの方も多いのですが、特によく行動を共にする役どころを演じているのが、永山絢斗という若い後輩です。絢斗とは『上司と部下』の関係を演じているのですが、彼は芝居の感度が良くて、ナイーブで…これからが非常に楽しみな俳優ですね。“将来ますます素敵な俳優になってくれるだろうな”と期待もしているし、とにかく一緒に演じていて楽しい相手。最近は、自我を全面に主張する若手俳優が多い中、彼は内に自我を秘めているタイプの俳優なので、そんなところもすごく新鮮に感じるんですよね。年齢からいえば、歳は2回りも3回りも、もしかしたら祖父と孫ぐらい離れているのかもしれないけれど、どこか触発される存在なんです。
視聴者のみなさんへメッセージ
出演者・スタッフともに“いい感じ”でコミュニケーションを取り合って、すごく気持ちよく撮影に臨むことができました。ぜひ完成した作品を、多くの方にご覧いただけたらと思います。

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