水戸黄門大学

お助け辞典(おたすけじてん)




ラス殺
(らすたち)
ラストの殺陣を略したもので、悪者たちが最後に黄門様に襲いかかるおなじみの立ち回りシーン。『水戸黄門』の現場ではこう呼ばれ、その収録がある日はスケジュール表にも「ラス殺」と記されている。ひと暴れの後に「この紋所が目に入らぬか」と印籠を出すのが格さん。

旅装
(りょそう)
旅の服装のことで、旅館などに到着して一息つくことを「旅装を解く」という。『水戸黄門』の登場人物は一見ずっと同じ旅装のようだが、実はキャラクターのイメージを守りながらも、着物や帯の色や柄、男性陣の手ぬぐいなど、シリーズごとに少しずつ変えている。



(ろう)
江戸時代、罪人を収容する牢舎は6種類あった。農民が入る「百姓牢」、商工の平民が入る「大牢」、無宿者の「二間牢」、お目見以下(将軍にお目見えすることができない)の幕臣や諸大名の家来などが入る「揚屋」、お目見以上の武士や身分のある僧侶などが入る「揚座敷」、女囚用の「女牢」だ。いずれも広さや設備が異なる。
ロケ
(ろけ)
ロケーションの略で、スタジオではなく野外で行う撮影のこと。『水戸黄門』は京都周辺のさまざまな地でロケを行っている。大覚寺や仁和寺、神護寺、二条城、嵐山といった観光名所のほか、高雄や奥嵯峨の山中や山道、また琵琶湖などがよくロケ地となる。


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