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平成25年度文化庁芸術祭参加 テレビ未来遺産 ドラマ特別企画『こうのとりのゆりかご〜「赤ちゃんポスト」の6年間と救われた92の命の未来〜』
生まれて来てくれてありがとう。 実話をもとにした、涙と感動のヒューマンドラマスペシャル/2013年11月25日(月)よる9時〜

安田裕美子役 薬師丸ひろ子さん
─『こうのとりのゆりかご』の企画を聞いた感想
「赤ちゃんポスト」のことは、ニュースなどで知っていました。 実話を基にしていますから、非常にデリケートな問題を含んでいるため、スタッフのみなさんは台本作りに苦心されるのではないかと思いました。ただ、日本で初の試みとして取り組まれた方たちの経験を上手くいったこと、上手くいかなかったこと、動き始めてからどんな出来事があったのかなどを、大げさにではなく、実際に活動されている方たちにご迷惑にならないように物語として完成させ、みなさんに届けられたらと思いました。
─完成した台本を手にして感じたこと
実話ではありますが、台本の役柄からは実際の人物は特定できないような内容に仕上がっています。ただ物語として、どこまで付け加えていいのか、こういう状況のときに本当にこのような対応をするのか、子供たちの反応など、何度かプロデューサーのみなさんとお話させていただきましたので、台本を手にしたときは何か責任感の様なものを感じました。

─演じる上で心がけていること

「こうのとりのゆりかご」を運営するという仕事はとても大変なことだと思いますが、快活にやりがいを感じながら働いている空気を出していきたいと思いながら演じています。ただ、赤ちゃんを預けにやってくるお母さんの役を演じてくださっている共演者のみなさんが、本当に胸に迫る、感情に訴えかけるお芝居をされるので、リハーサルではついついもらい泣きしてしまいました。

─薬師丸さん演じる安田裕美子について
裕美子のモデルとなった慈恵病院看護部長の田尻由貴子さんにお目にかかってお話をする機会がありました。「こうのとりのゆりかご」を様々な方の協力を得てゼロから立ち上げ実現させた方のイメージをなかなか掴めなかったのですが、実際にお会いすると全てを包みこむ優しい雰囲気を持った方でした。演じる上では、家族のシーンを撮影した際に、家族全員が裕美子のことを理解して応援してくれている、一人の力だけでは成り立たないだろうという、家族の温かさを感じました。看護師の仕事においては、冷静沈着であることを心がけて演じています。
─印象に残っているセリフ
「こうのとりのゆりかご」は、匿名で預かることを前提に運営をしているので、立ち入れない部分やもどかしさがあるのですが、そういうお母さんに「あきらめないでください」と精一杯の声かけをします。「他に方法がないか一緒に考えましょう」と搾り出すような裕美子のセリフは印象に残っています。

─視聴者のみなさんに注目して欲しいところ

「こうのとりのゆりかご」が発足するまでに大変な苦労があったと思うのですが、なぜ熊本県の慈恵病院だけが実現させることが出来たのか?それは、国を動かそうとかそういう大きなことではなく、一人でも多くの赤ちゃんの命を救いたい、お母さんたちの力になりたいという、一人ひとりの小さな熱い想いがあってこそ成立したのだと思います。手探りでリスクを背負いながら、批判覚悟でスタートさせ、預かったら終わりではなく5年後10年後の未来も背負わなければならない現実。そんな状況のなかでも、今、自分たちに出来ることを考えて行動に移した人々の思いを感じていただける作品になっていると思います。また、「こうのとりのゆりかご」に預ける決断をする前に、 どうぞ相談してください。一緒に考えましょう。きっと方法があるはずですという呼びかけが、悩んだり苦しんだりでいる人に届くことが一番大事ですから、その思いも合わせて届けられたらと思います。

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