2011年12月23日(金・祝)よる9時放送

あらすじ

(写真)街にイルミネーションが輝き、クリスマスソングが流れる頃、あと一週間ほどで2011年も終わりを告げようとしている。江戸川沿いにある下町情緒あふれる街。親子二代に渡って続く神尾病院では、院長・神尾龍太郎(渡哲也)が街の人々を診察している。幼馴染で中台神輿の親方・中台寛治(柄本明)も常連患者のひとり。いつものようにかみ合わないながらも楽しげに会話がはずんで…のはずが、この日は中台の話が全く耳に入っていない様子の龍太郎。実は妻・千春(富司純子)の言葉が龍太郎の脳裏に浮かんでいた。「娘の珠美(内田有紀)が結婚したい相手を連れて来る」と言うのだ。愛娘・珠美が…と驚く一方で、複雑な思いの龍太郎。結婚を望む珠美の姿と、弟の亡き娘・真理の姿が重なってイメージされる。しかし龍太郎の心中穏やかでない状況は、珠美の結婚問題だけで終わらなかった…。

(写真)その日の夕方、羽田空港に一人の男が降り立った。神尾真次郎(渡瀬恒彦)、龍太郎の弟だ。彼もまた兄・龍太郎と同じ医師である。21年前に故郷を捨てた男は、懐かしい光景に圧倒されつつも、強い意志をみなぎらせていた。真次郎にはどうしても為さねばならない目的があったのだ。

龍太郎が真次郎の帰郷を知ったのは、その数日後だった。真次郎は実家へは戻らず、亡くなった妻の妹・あさみ(大竹しのぶ)の元に居た。真次郎は21年前、妻も娘も失っていた。「なぜ真次郎は実家へ戻らない?やはりあいつは…」と疑念を抱く龍太郎。実は、兄弟には21年もの長い確執があった。兄弟を隔てている確執とは何か?弟・真次郎が為さねばならない目的とは何か?龍太郎に、娘・珠美の結婚と真次郎の帰郷をきっかけに、忘れることの出来なかった21年前の過去が甦る…。