2011年12月23日(金・祝)よる9時放送

コメント

渡哲也さん

(写真)弟・恒彦とは40年ぶりの共演となるのですが、おそらくこれが“最後の機会かな”と思っています。恒彦との共演の話は、これまでにも何度か頂いていたのですが、若い頃は兄弟で共演することに照れくささがあり、全然やる気がなかったんです(笑)。ですが、半年ほど前でしょうか、弟から「兄貴、こういう企画があるんだけれどもやってみないか?」という話をもらいまして“ぜひやってみたいな”と思い、「恒彦さえよければ、俺はやりたいと思っている」と返事をしました。身内のことを私の口からお話するのは少しお恥ずかしいのですが、『味のあるいい役者』となった弟と、俳優として共演できる機会を得たことを嬉しく思っています。他の俳優さんと共演するのとは違い、恒彦は実の兄弟なものですから、悩んだときに「お前はどう思う?」とすぐに相談ができることが、私にとっては非常に助けとなっています(笑)。

― 撮了を迎えての感想

富司純子さん、大竹しのぶさん、柄本明さん…ドラマでご一緒させていただくのはこれが初めての方も多かったので、そういった意味ではどこか緊張感もあり、新鮮な思いで撮影に臨みました。すべてのシーンを撮り終えた今、心残りを問われれば、せっかくのご共演の機会を得た大竹さんと会話を交わすシーンが一度もなかったことでしょうか(笑)。大竹さんとは先日、「また一緒にやりましょう」とお約束をさせていただきました。
全編の撮影を通じて一番印象に残っているシーンは…やはり弟・恒彦とやりあった兄弟喧嘩のところです。40年前、初めて恒彦と共演した際のことを思い出しますと、私以上に芝居下手な弟の心配ばかりしながら撮影をしていましたね(苦笑)。ですが、2度目となる今回の共演に際しては、弟であるとか兄貴であるとかそういったことはまったく気にならず、また照れもなく、俳優『渡哲也』と『渡瀬恒彦』が一緒に仕事をしている…そういった感覚で演じきることができました。
つい先日スタートしたばかりのようにも思えるこの作品の撮影ですが、「もう終わってしまったのか」と、今は一抹の寂しさを感じています。もう少し、撮影が長く続いてもよかったんじゃないか…そんな風に思えるのは、このメンバーで臨んだ撮影が面白かったからでしょうね。素敵な作品に仕上がったと思いますので、ぜひみなさんにもご覧いただきたいです。