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報道の魂
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2020年11月1日 放送
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「恥ずかしながら ~残留日本兵 横井庄一の戦争~」

太平洋戦争初期、日本が占領し「大宮島」と呼ばれたグアム島は、1944年、アメリカが奪還した。わずか3週間あまりの戦いだった。 日本軍は約2万人のうち1万9000人が命を落とした。

1972年。気軽に行けるリゾート地として日本人がつめかけていたこの島がその“戦地”だったという記憶が呼び覚まされた出来事があった。 現地の猟師が、ひとりの「日本兵」を発見したのだ。

その人の名は、横井庄一。愛知県出身の陸軍軍曹だった男だ。
日本の無条件降伏を知らされず、グアム島のジャングルに身を隠し28年間、戦い続けていた。

当時、横井発見のニュースは、日本中で大きな話題となり、帰国時の羽田空港、名古屋の実家に移動する途中の名古屋駅は、まるでスーパースターが凱旋したかのような熱狂。 約30年ぶりに祖国の地を踏んだ横井の第一声は、「恥ずかしながら生きながらえておりました」だった。

今回、横井発見の第一報を当時、現地から日本側に伝えた男性がテレビカメラの前で初めて証言。 そして、グアムの戦い「最後の生き残り」と言われている90歳の男性が当時を振り返る。 さらに、92歳の横井の妻が、1997年、82歳で亡くなった夫の胸の内を語ってくれた。

一体、横井はどう生き延び、何を恥じていたのか?
残されたJNNの貴重映像と証言から、その真意に迫る。


制作:CBCテレビ
ディレクター:竹田章悟

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