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報道の魂
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2020年6月21日 放送
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「遅すぎることはなかった ~オランダ・戦後75年の補償~」

ナチス・ドイツの占領下にあったオランダのベステルボルク通過収容所。今年1月、この収容所から移送されて亡くなったユダヤ人ら10万2000人、1人1人の名前を読み上げる追悼式が行われた。

両親を亡くしたサロ・ムラーさん(84)は、ナチスから多額の資金をもらってユダヤ人の移送に協力しながらも責任を認めないオランダ鉄道を許すことができなかった。謝罪と補償を求めてたった一人で国営企業に立ち向かった。

戦後75年となった今年1月、オランダのルッテ首相は、当時のオランダ政府がナチスからユダヤ人を守らなかった「加害の歴史」を認めて、オランダ政府として初めて謝罪した。オランダでは第2次世界大戦中に約14万人のユダヤ人が暮らしていたが、そのうちの75%近くがナチスとオランダ人協力者によって虐殺されていたのだ。

戦争体験者の多くが亡くなり、風化が進むなか、私達は過去の過ちとどう向き合うのか。オランダの「戦後補償」を取材した。


制作:TBSテレビ
ディレクター:西村匡史

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