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第六九一回('18年4月15日 放送)
 「野中広務氏はなぜ怒っていたのか」

ゲスト: 古賀誠 氏/藤井裕久 氏

増田

「加計問題なんですが、愛媛県の文書では「首相案件」と、このように記載があって、柳瀬元秘書官は「あり得ない」と、こういうふうに否定をしてるんですが。藤井さん。こういう一連の経過どういうふうにご覧になりますか」

藤井

「まずですね、守る方のね、安倍グループっていうのはね、全く嘘を言ってるってことがね、世の中の人は皆分かってるんですよね。それをあくまでも守ろうとするのが間違いで。例えば、加計で言うならば、今の総理補佐官ですか、これはですね、嘘を言うなと私は思います。森友も出るんでしょうが、私は、佐川氏の上の人に言ったのはね、「宗教心を持て」というふうに私は言ったんですよ。つまりね、謙虚であれってことなの。謙虚であれば本当のことを言えるはずなんですよね。そういう人間に彼らはなって欲しい。間違いなく嘘を言って、しかも安倍内閣のサポーターになってるんですよ。公務員っていうのは中立でなきゃいけない、という事だけは申し上げておきたいと思います」

増田

「愛媛の文書では秘書官に会ったという記載があって、しかし、柳瀬元秘書官は「記憶の限りではあったことはない」と。こういうふうに否定をしているんですが。この点について古賀さんはいかがですか」

古賀

「長い間、官僚の中心で経験をお持ちの藤井先生から大変手厳しいご指摘頂きましたけども。私も全くそう思いますね。真実はひとつ。しかも、今おっしゃったように「記憶の限りでは」という注釈をつけなければいけないようであればですね、ますます、この疑念というのは深まっていく。国民が段々疑いが近くなっていく。行政が今、信頼性や信憑性や透明性というのをね、著しく失って、国民が誰を信用し、何を信用するか、という極限まできている。その通りだと思いますね」